看護師の給料は低い?平均年収と相場、今後給与を上げるには?

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一般的に「仕事に困らない」「給料が高い」と言われることが多い看護師。しかし、実際は仕事の大変さや周りとの比較から、「割に合わない」と感じる人もいるのではないでしょうか?

この記事では、看護師の平均年収や給料が安いと感じる原因、給料を上げる方法を紹介します。看護師を目指す人や不安を抱えたまま看護師の仕事をしている人は、ぜひ参考にしてください。

今から看護師を目指したい!という方は以下をご覧ください。

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看護師の平均年収と相場

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は39.5歳で482.9万円となっています。

また、性・年齢別の平均年収は以下の通りです。

年齢平均年収(男性)平均年収(女性)
20~24歳400万円389万円
25~29歳471万円465万円
30~34歳501万円477万円
35~39歳524万円476万円
40~44歳521万円506万円
45~49歳566万円526万円
50~54歳576万円534万円
55~59歳559万円534万円
60~64歳429万円445万円
65~69歳264万円390万円
70歳~204万円395万円

※平均年収は、「月収×12ヶ月+年間賞与」で算出

引用元:令和元年賃金構造基本統計調査・https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/chinginkouzou_a.html

看護師の年収は男性の方がやや高い傾向があり、50代前半でピークとなることが分かります。

看護師の給料は安い?

看護師の平均年収は482.9万円ですが、他の職種と比べるとどうでしょうか?同じく厚生労働省のデータによると、全職種の平均年収は約500万円となっています。つまり、看護師は全職種の中で見れば決して給料が高いわけではありません。

しかし、女性の平均年収(388万円)と比べると100万円以上高くなっています。また、年代別に比較すると、20代のうちは全職種の平均年収を上回っていることが分かります。

「女性の中では年収が高い」「若いうちから稼げる」「安定した職業」といったことから、「看護師=稼げる」といったイメージができたのでしょう。しかし、広い視野で見れば飛びぬけて高い給料をもらっているわけではありません。



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看護師の給料が安いと思う原因

看護師は女性の中では平均年収が高く、若いうちから安定して稼げる仕事です。しかし、実際に看護師をしている人からすれば、「仕事内容に見合っていない」「実際はそこまで高くない」と言いたくなるところでしょう。では、なぜそう感じるのでしょうか?

仕事内容がキツイ

看護師は、命や健康に関わる責任の重い仕事です。また、人手不足により残業が常態化していたり休憩する暇もなかったりするケースも少なくありません。慌ただしく病棟を駆け回ることもあるでしょう。

さらに、おむつ交換や痰の吸引、吐瀉物の処理など、いわゆる汚い仕事もこなさなければなりません。看護師として重要な仕事であるとはいえ、人によっては精神的・肉体的なストレスを感じることでしょう。

このような仕事内容のキツさから、「給料が仕事に見合っていない」と感じるケースもあるのです。

夜勤が辛い

看護師の給料が高いとされるのは、実は夜勤手当によるところも大きいです。しかし、夜勤は手当が厚いとはいえ、独特の緊張感やプレッシャーを感じやすい場面でもあります。また、生活リズムが崩れやすいため、肉体的な負担を感じる人も多いでしょう。

頑張って夜勤をこなしているから給料をもらえるのに、「看護師は給料高いんでしょ?」と軽く言われると、否定もしたくなりますよね。

人間関係が悪い

人の命に関わる看護師の仕事は、小さなミスも許されません。そのため、先輩看護師が怖いと悩む人が多いです。また、女性が多い職業であることから、嫌がらせや派閥、マウンティングといったトラブルに巻き込まれることも少なくありません。

人間関係が悪いと、「こんなに辛いのに、給料が低い」と感じるかもしれませんね。

看護師の給料を上げるには?

看護師として働くなら、少しでも給料を上げてモチベーション高く過ごしたいですよね。では、看護師の給料を上げるにはどんな方法があるのでしょうか?

管理職を目指す

看護師は、勤続年数が増えるにつれ給料が上がり、管理職になると役職手当も加算されます。そのため、長く看護師を続けていきたい、キャリアを積んで上に上がりたいという人は、ぜひ管理職を目指しましょう。

ただし、管理職になると給料が上がる反面、責任がさらに大きくなります。また、カンファレンスやマネジメント業務が増え、現場で患者さんと関わる機会は減るでしょう。

資格を取得する

看護師の中でも、より専門的な知識・技術を持つ看護師を「認定看護師」「専門看護師」と呼びます。これらの資格は、看護師の実務経験を積んだ上で指定の講習や試験を受けることで取得できます。

資格を取って専門性を高めれば、手当が付いたり昇進スピードが上がったりと給料アップが見込めます。

給料が高い職場を探す

今の職場で大幅な給料アップが見込めない場合、思い切って転職するのもひとつの方法です。たとえば、介護施設や大きな総合病院、美容整形クリニックなどは給料が高い傾向があります。また、手術室や化学療法の患者が多い部署、ER(救命救急)なども手当が多い分、給料重視の人にはおすすめです。

ただし、給料が高い職場は拘束時間が長かったりリスクを伴ったりすることも多いため、仕事内容や労働環境もきちんと確認しましょう。

給料アップには転職も1つの選択肢にしよう

看護師は「給料が高い」と言われることも多いですが、実際は他の職種と比べて飛びぬけて高いわけではありません。また、仕事内容もハードであるため、「割に合わない」と感じる人も多いでしょう。

看護師として給料アップを目指すなら、管理職を目指す、資格を取得するという方法がありますが、思い切って転職するのもおすすめです。看護師は多くの現場で求められているため、比較的スムーズに転職できます。自分に合う転職先を見つけられれば、モチベーション高く続けられるでしょう。

看護師の転職は、まず専門サイトで求人をチェック

「一生働ける仕事」「給料が高い」と言われることも多い看護師ですが、実際はそれ以上に苦労も多い仕事です。ここでは、看護師を辞めたい理由やその後の仕事について紹介しましたが、本当にキツイと感じたら無理をせずに転職も検討しましょう。

看護師の資格を持っていれば、医療機関や介護施設、一般企業など転職の選択肢は豊富です。職場によって給料や勤務形態、仕事内容などが異なるため、自分の希望に合った転職先を探しましょう。

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