理学療法士として働いている人の中には、
- 自分は理学療法士に向いていないのではないか
- このまま続けるべきではないのかも
と悩みを抱える人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、理学療法士が仕事を辞めたい、または向いていないと思う理由と向いている人の特徴を解説します。
今から理学療法士を目指したい!という人は以下をご覧ください。
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理学療法士に向いてないと感じる理由とは?
病気やケガにより身体に障害を持った人の回復をサポートする理学療法士は、専門生が高いうえに多くの人と関わらなければならないため、大変苦労の多い仕事でもありますよね。まずは、理学療法士によくある悩みを知って気持ちを整理しましょう。
向いてないと感じる理由①人間関係がうまくいかない
理学療法士に限らず働くうえで多くの人が苦労する人間関係。特に理学療法士は上司や同僚のほか、医師や看護師などのほかの医療従事者、患者さんとその家族と多くの人と関わらなければならない職業です。
中には気の合わない人や見下したような態度をしてくる人、心を開いてくれない人などさまざまな人がいるため、精神的に疲れてしまう理学療法士も少なくありません。さらに病院やリハビリ施設は閉鎖的な空間であるため、人間関係で悩むと居場所がなくなるような思いをすることもあるでしょう。
向いてないと感じる理由②ノルマに追われてばかり
社会的貢献度が高く大変やりがいのある理学療法士の仕事ですが、実際には
- 何件のリハビリをこなしたか
- どこまでリハビリが進んだか
という数字を重視する職場も多くあります。そのため、人の役に立つ仕事をしたくて理学療法士になっても、売上や上からの指示を気にしてばかりなら他の職業に就いても良かったのではないかと思う人も少なくありません。
向いてないと感じる理由③理学療法士としての自信がない
理学療法士は最新の医療知識やリハビリ技術を使って身体回復をサポートする仕事。しかし職場によっては教育体制が不十分だったり勉強時間を確保できなかったりすることで、思うような理学療法を行えないこともあります。そのため、理学療法士と名乗っているのにスキルが伴っていない、自分は向いていないと感じてしまう人もいるでしょう。
向いてないと感じる理由④体力的にきつい
理学療法士は、移動するときに患者さんの身体を支える、力を加えてマッサージをするなど全身を使ってリハビリの介助をすることも多くあります。そのため、肉体的な負担が大きく体力的にきついと感じる人や年をとったときには続けられないのではないかと不安に感じる人もいるようです。
向いてないと感じる理由⑤給料や労働環境に不満がある
理学療法士の平均年収は30代前半で400万円前後と、他の医療系国家資格と比べて高いとは言えません。また、サービス残業が当たり前だったり、休日に勉強会に参加させられるなどいわゆる「ブラック」な職場も残念ながらあります。そのため、「せっかく国家資格をとってもこの待遇なら他の仕事の方が働きやすいのでなないか」と感じる人も少なくありません。
理学療法士に向いているのはどんな人?
人間関係や仕事内容などの悩みから、自分は理学療法士に向いていないかもしれないと思っている人もいることでしょう。では、理学療法士に向いているのはどんな人なのでしょうか?ここの内容を参考に、もう一度自分の適性を考えてみましょう。
人とコミュニケーションを取るのが好き
理学療法士は同僚だけでなく、他の医療従事者、患者さんといったように多くの人と関わる仕事であるため、人とコミュニケーションを取ることが好きな人に向いています。近年では自宅訪問を行う事業所を増えているため、患者さんの家族とも密な人間関係を築くことが求められるでしょう。経験を積めばコミュニケーション能力もある程度向上しますが、そもそも人と関わるのが苦手、もくもくと作業をしたいという人は人一倍苦労する可能性があります。
勉強し続ける向上心
理学療法士は国家試験に合格したあとも最新の医療知識やリハビリ技術を学び続けなければなりません。医療技術は日々進歩していますし、リハビリに関しては理学療法士が主体となって進める必要があるからです。そのため、学ぶことが億劫に感じる人は理学療法士として自信を持って働くことは難しいと言えるでしょう。
体力と精神的な安定性
理学療法士は患者さんと直接触れ合う機会が多く体力も必要とされる仕事であるため、患者さんを不安にさせないためには健康な身体と心が必要不可欠です。リハビリ時に適切なサポートができるように、自身の身体と心の健康に常に気を配りながら生活しなければなりません。
本当にキツイと感じたら無理せず転職も検討!
理学療法士は大変やりがいのある仕事である一方で、人間関係、ノルマ、待遇、体力とさまざまな悩みを持ちやすい仕事とも言えます。自分の努力や工夫で乗り越えられる場合もありますが、今の仕事が「本当にキツイ」と感じたら無理をせずに転職を考えましょう。
人間関係が原因なら職場を変えれば他の場所で理学療法士として活躍できる可能性が高いでしょう。また、ノルマや待遇で悩んでいるならば、労働環境に重点を置いた転職活動を行いましょう。
体力面や仕事内容に不安がある場合は、理学療法士だけにとらわれず他の職種にチャレンジするのもおすすめです。理学療法士としての経験に自信を持ち、前向きな気持ちで転職を考えてみてはいかがでしょうか?
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