理学療法士の働き方は様々!雇用形態、職場、勤務時間帯の違いを解説

理学療法士の働き方は様々!雇用形態、職場、勤務時間帯の違いを解説女性の仕事・資格

理学療法士として勤務する上で、職場の居心地が悪かったり、家族の事情で勤務形態を変えたいと思ったりして悩んでいる方はいませんか?

この記事では、理学療法士として国家資格を持つ方のために、雇用形態の実態や職場ごとの勤務実態についてご紹介します。少しでも希望に沿う勤務先を見つけるために参考にしてください。

今から理学療法士を目指したい!という人は以下をご覧ください。
理学療法士(PT)の資格とは?資格の取り方から仕事内容・年収、やりがい等を簡単に解説!

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理学療法士の働き方は様々

理学療法士は、リハビリテーションの専門職です。
医療機関などで怪我や病気などにより身体に障害をおった人へ、座る・立つなどの動作を回復させるための運動療法や、電気などの機器を使って行う物理療法を大きな2つの柱として施していく職業です。

そんな理学療法士としての働き方はさまざまです。
常勤でバリバリと日々の勤務をこなす方、子育てや介護との両立をはかって非常勤として時短で働く方、復職直後でまずはアルバイトで試運転中という方もいます。

参考:日本理学療法士協会 理学療法士になるには

雇用形態の違い

理学療法士の活躍の場は、通所型のリハビリ施設、病院、障害者福祉センターなどさまざまです。雇用の形態によって勤務時間なども変化します。それぞれのメリットとデメリットをご紹介します。

常勤

理学療法士で常勤として働く方は、雇用形態が正職員という扱いになることが多いでしょう。
常勤で勤務する場合の勤務例は、回復期の病院など。主にリハビリを担当します。
入院中の患者さんのスケジュールに合わせて働く形となりますが、おおむね9時前に出勤、ミーティングなどでの確認作業を経てから理学療法を開始します。
リハビリの合間には、昼食休憩、事務作業などを担当し、18時頃までに職場を後にします。

常勤のメリット

常勤としてのメリットは、安定した収入を得られる上に、社会保険や福利厚生制度が設けられていること。有休を使って家族との時間にあてたり、趣味に時間をさいたりすることもできるでしょう。
昇給や賞与もモチベーションの維持にプラスに影響します。

常勤としてのデメリット

勤務先によっては交代制を導入している場合もあり、夜勤が発生する職場もあります。
お子さんが小さいうちには、保育園の急なお迎え要請など突発的な事象に対処しづらい傾向にあります。
また、急に休んだ同僚のフォローもしなければならないなど、正職員としての勤務先への貢献度も高いものが求められるでしょう。

非常勤

理学療法士は非常勤として働くことも可能です。
非常勤での勤務先例としては、回復期のリハビリ病棟など。パートやアルバイト扱いとなり、時給制で働くことになります。
勤務時間はおおむね8時過ぎから17時過ぎという設定が多いようです。

非常勤のメリット

時短や夜勤なしなど、希望する勤務形態での雇用先を探すことができます。
勤務先によっては、社会保険完備、有給休暇制度を利用できる場合もあるので、常勤同様安心して勤めることができます。
一般的なパートやアルバイトとは一線を画すので、高時給での勤務をすることは可能です。

非常勤のデメリット

理学療法士の非常勤は、常勤よりも収入が不安定になります。
時給制なので、働いた分だけの給与となってしまい賞与もありません。職場での地位は常勤が上となるため、人間関係で悩む場合もあるかもしれません。

開業

本来理学療法士は、医師の指示のもとで働くことが前提となっている資格であるためリハビリを目的とした起業は難しいのですが、中には、整体院やリラクゼーションサロンを立ち上げ、起業する方もいます。また、フリーランスの理学療法士として開業医と提携、訪問での理学療法や指導を受け持つ方法もあります。

開業のメリット

ご自身のみの考えで自由に会社を立ち上げていくことができるため、人間関係に悩む心配はまずないでしょう。
事業が軌道にのれば、サロン数を増やす、別の事業に乗り出すなど会社の規模を拡大していくことも可能です。

開業のデメリット

理学療法士に限ったことではありませんが、開業に関しては資金集めや不動産の交渉などを自ら行う必要があります。
また整体院やリラクゼーションサロンは、需要も多く近隣に同業者が出店してくることも予想されます。
廃業に追い込まれないためにも、開業主の手腕が問われるでしょう。

職場の種類

理学療法士の方が活躍する職場には、どのような種類があるのでしょうか。
代表的な職場を3つご紹介します。

病院・診療所勤務

公益社団法人日本理学療法士協会の統計によると、理学療法士の方が多く活躍している場は、一般病院内の病棟での勤務です。
入院患者さんの回復と退院を目的に業務を担い、看護師の方とも連携を密にとってリハビリを担当する必要があります。

介護老人保健施設

主に65歳以上の要介護者を受け入れる介護老人保健施設。
在宅復帰を応援することが目的となる同施設では、入所者の状況に合わせたリハビリテーションを行うために多くの理学療法士が活躍しています。

デイサービス

老人デイサービスでも理学療法士の方が活躍しています。
デイサービスを利用する方へ、日常的な「歩く・立つ」という動作にむけてのリハビリテーションなどを担当します。


勤務時間、残業、休日、1日のスケジュールは?

理学療法士の方は、どのようなスケジュールで1日を過ごすのでしょうか。
ここでは外来で患者さんを担当する理学療法士の方の勤務例を挙げてみましょう。

勤務時間

外来担当の理学療法士の方は、8時半に出勤し、17時半まで勤務しています。
休憩が1時間入るため、実働8時間程度の勤務時間となります。

残業は多い?

外来では診療時間が決まっています。受け持つ患者さんが多くない場合は残業もほぼ発生しないようです。

休日は?

外来診療は、日曜が休診日です。このほか週に1日休みがもらえる雇用条件であれば実質週休2日制になります。

1日のスケジュールは?

出勤後のスケジュールは以下のとおりです。外来担当の理学療法士をモデルとしています。

8時半:出勤。勤務先でのミーティングに参加
9時:診療開始。外来のリハビリを担当。
11時半:昼食。1時間の休憩とともに、午後のミーティングにも参加。
13時:午後のリハビリ開始。
17時:担当するリハビリ終了。
17時半:カルテの記入、事務作業などをこなして退勤。

勤務先によっては、交代制で病棟を担当し、患者さんを多く受け持ち忙しく働く理学療法士の方もいらっしゃいますし、通所型のリハビリ施設で週休3日でも常勤として理学療法を担当する方もいらっしゃいます。

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理学療法士として働いていても、職場や勤務時間にはいろいろな設定があります。
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