ケアマネは何歳まで働けるの?高齢の方でもおすすめの働き方や職場を解説

ケアマネは何歳まで働けるの?高齢の方でもおすすめの働き方や職場を解説女性の仕事・資格

介護支援専門員であるケアマネ(ケアマネージャー)。資格を持ってバリバリと働いてきたけれど、「いったい何歳まで働き続けられるの?」と悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
この記事では、ケアマネの定年、高齢でも受け入れてもらえる職場があるのかなどシニア世代の働き方についてご紹介します。少しでも有利な情報を得て、希望に見合った職場で長く活躍しましょう。

今からケアマネを目指したい!という方は以下をご覧ください。
ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格とは?資格の取り方から仕事内容・年収、やりがい等を簡単に解説!

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ケアマネの一般的な定年は何歳まで

ケアマネの定年は何歳までなのでしょうか。

インターネットなどに掲載中の求人を見ると、例えば正社員として居宅介護支援を行うケアマネの方の定年は、おおむね60歳に設定されています。
一般企業で働く正社員と同様ですね。また、再雇用制度や定年延長の制度を設けている医療法人などもあるため、職場によっては65歳まで働けたり、非常勤として勤務先が受け入れてくれる年齢まで勤務を継続したりすることもできています。

求める働き方にもよりますが、体力や気力があればケアマネのお仕事については、求人が多く存在しているのが現状です。

ケアマネの平均年齢は?

ケアマネの平均年齢は、どの程度なのでしょうか。

公益財団法人 介護労働安定センターが統計をとっている「令和元年度 介護労働実態調査結果」(調査対象期日:令和元年10月1日現在、調査実施期間:令和元年10月1日~31 日)によると、介護労働者の平均年齢は、全体で46.9歳。このうち、ケアマネージャーの平均年齢は51.3歳という結果で、介護現場で働く労働者の中でももっとも高い年齢になっています。
ついで平均年齢が高いのが、訪問介護員で50.1歳、サービス提供責任者は48.9歳、看護職員が47.9歳という結果です。

ケアマネは介護を受けたい利用者やその家族にとってなくてはならない存在。比較的年齢の高い方々によって介護保険サービスの現場が支えられていることがわかりました。

定年後も続けられる職場はあるの?

上記でご紹介した「令和元年度 介護労働実態調査結果」では、勤務先に関する希望についてもアンケート結果が出ています。
ケアマネの方々の希望では「今の勤務先で働き続けたい」と回答した方が62%、半数以上を占めています。

定年後もケアマネとして勤められる職場には、どのような場所が用意されているのでしょうか。
その実態を調査しました。

介護付き有料老人ホームの例

医療法人が運営する介護付き有料老人ホームの求人によると、ケアマネとしての定年は60歳。再雇用制度を導入しているため、65歳までは延長が可能です。
雇用形態は正社員。勤務時間は8:30~17:00、休日はシフト制のため月8休です。

居宅介護支援事業所の例

60歳以上歓迎としている求人では、居宅介護支援事業所のケアマネとして非常勤の雇用形態のものも存在します。
非常勤なので時給制。勤務時間は9:00-18:00で、例えば週3日8時間勤務や週4日で6時間勤務などの相談をすることができます。日勤のみで日曜日は固定休みという無理なく働ける雇用条件です。

このほかにも、ケアマネの資格をお持ちなら正規職員として働ける年齢不問の求人も多く見受けられます。高齢化社会の影響で圧倒的な人材不足となっている介護の現場。ケアマネとして少しでも長く働くことはできそうです。

高齢での転職も可能なの?

シニア世代になったあとでも、ケアマネとして希望する転職先に勤務先を変更することはできます。
どのような働き方があるのか見ていきましょう。

高齢の方の働き方

例えば、事業所勤務のケアマネの方は、60歳。同じ職場には64歳のケアマネが数名勤務しているという状況です。
年齢が利用者や相談者と近いこともあって、的確なアドバイスができたり、より相談者に寄り添うプランを作成したりすることができます。
利用者側も話しがしやすいというメリットを感じられ、お互いによい関係が構築できるようです。

また、ケアマネの資格そのものを前職の定年後から目指して取得する方もいます。必然的に働き始めは遅くなりますが、65歳を過ぎてから嘱託として居宅介護支援事業所に勤務したり、66歳からケアマネとして勤めはじめたりするケースもあります。

ご自身の体調や家族の介護などの状況、子育てから手が離れるタイミングからでもケアマネのお仕事を始めることはできます。
いろいろな勤務先を探して、目指す年齢まで元気に第一線で活躍しましょう。

どういう転職先がおすすめ?

転職先にはどのような条件を求めるといいのでしょうか。
職場選びのヒントを3点ご紹介します。

体力・気力両面から「続く」と確信できる職場を見つけよう

ケアマネは女性が全体の7割を占める職業です。50歳を過ぎてからは、更年期障害などにも悩まされる年齢となります。体調の変化のため思うように仕事を進められないということも多くなったのではないでしょうか。

ぜひ転職を希望される際は、体力や気力面で「この職場なら長く続けられそう」という勤務先を見つけてください。モチベーションを維持できる職場がおすすめです。

これまでの経験を評価してくれる職場を選ぶことも大切

長くケアマネとして勤務を継続されてきた方は、キャリアをどう形成してきたかの軌跡があるはずです。
非常勤やパートであってもこれまでの経験から時給の交渉を進めることができます。
「高齢で転職したから」とあきらめずに、正しく評価してくれる勤務者にやさしい職場を選べるといいですね。

地域に根差した職場もおすすめ

地域包括支援センターでケアマネとして仕事をする場合は、お住まいのある地域に根差した活動や支援をすることが可能です。
行政と一体となって高齢者の生活支援を行うなど、老人ホームなどほかの職場では得ることのできない体験もでき、視野が広がりやすいのも特徴です。やりがいも感じられるのではないでしょうか。

働けるかも!と思ったらまずは相談してみましょう

人生100年時代と言われていますが、資格を持ち長く社会の第一線で活躍できるケアマネのお仕事は、求人も多く用意されています。正社員としての収入も良いですし、非常勤として勤務しても時給は資格のない方とは比較できないほど高く設定されています。

ぜひ大切な介護支援専門員の貴重な資格を生かし、長く現場に勤めてみませんか?
困ったときには転職サイトが頼れる存在となります。
さまざまな求人を通して「60歳以降もこうありたい」という目指すべき姿も定まるはずです。ぜひ希望に見合った勤務先を転職サイトで探して、生き生きとしたシニアライフを送ってくださいね。

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