出生前も出生後も赤ちゃん行事は盛りだくさん!一つひとつの行事をしっかり理解しましょう

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出生前も出生後も、赤ちゃんの行事は盛りだくさん!

出産の準備や出産後の赤ちゃんのイベントは大変な反面、とてもわくわくしますよね。
日本には昔から、出生前から1歳の誕生日を迎えるまでに様々な行事が存在しています。

しかし戌の日やお宮参り、お食い初めなど一度は耳にしたことがあっても、それがどういう意味で行われ、いつ行う行事なのかと疑問に思っているママさんは少なくありません。

今回は出生前から出生後の1歳の誕生日までに行われる、赤ちゃんの行事をわかりやすくまとめました。
近年ママの間で注目を浴びている赤ちゃんのイベントについても詳しくご紹介していきますので、トレンドに敏感なママも必見です!

赤ちゃんのお祝い行事一覧

行事名時期
帯祝い(戌の日)出生前の妊娠5ヶ月
お七夜生後7日
お宮参り生後約1ヶ月
お食い初め生後100日
男の子の初節句生後初の5月5日
女の子の初節句生後初の3月3日
ハーフバースデー生後半年の日
初誕生日生後1年の日

【出生前の赤ちゃんの行事:帯祝い】

【出生前の赤ちゃんの行事:帯祝い】

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妊娠中期に差し掛かった頃、妊婦健診で母子手帳に「戌の日:〇月〇日」と書いてもらった妊婦さんも多いのではないでしょうか?

帯祝いとは、“戌の日に行われる安産祈願の行事”です。
「戌」と聞くとまず思い浮かぶのは十二干支ですが、干支は年だけでなく月・日にも存在しています。
土用の丑の日が最も身近ですね!

十二干支の11番目である戌の日に行われるのは、“犬が多産でお産が軽い”という事が由来しいます。
妊娠5ヶ月目の戌の日に母子の健康を願う帯祝いを行うのが一般的ですが、近年では戌の日であることにこだわらずママの体調に合わせて祈願に行くケースも増えてきました。

最近は岩田帯の代わりに、ママが身に着けやすく重宝するマタニティベルトを贈るケースもあるので、帯祝いを行う際には実家にリクエストしてみるのも良いですね!

戌の日に安産祈願、由来やマナーを理解して正しくお参りしよう!

【出生後の赤ちゃんの行事:お七夜】

【出生後の赤ちゃんの行事:お七夜】

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お七夜はその字のごとく、赤ちゃんの誕生から7日目に行う行事です。
この行事には元々、赤ちゃんが産まれてから7日目の夜に、考えていた名前を子どもに命名し家族や親戚、お世話になった人たちと赤ちゃんの誕生をお祝いし、食事を楽しむという習わしがあります。

現代は医療が発達しているため、出産時または出産後の母子の死亡リスクは少なくなっていますが、昔は出生して7日以内に赤ちゃんが亡くなってしまうことがあった事から、お七夜は大きな節目だったようです。

赤ちゃんが産まれて初めての行事ですが、このお七夜は地域によってお祝いの方法が大きく異なることがあります。

また、お七夜は赤ちゃんが産まれて7日目はまだ退院してきてすぐのタイミングです。
「母子の健康を考えると好ましい行事とは言えない」という理由で行わないケースや、夫婦だけで小さなお祝いをするケースも現代では浸透しつつあるため、家族と相談してみると良いですね!
お七夜は赤ちゃんの命名の日。お祝いの方法や料理を解説

【出生後の赤ちゃんの行事:お宮参り】

【出生後の赤ちゃんの行事:お宮参り】

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赤ちゃんの出生後のイベントの中で最もメジャーなのが、赤ちゃんが産まれてから約1ヶ月後に行われる“お宮参り”です。

お宮参りとは、赤ちゃんが無事に産まれたことへの感謝、そして赤ちゃんの今後の健やかな成長を願う行事です。

昔は、赤ちゃんが産まれ住む地域の氏神様をお祀りする神社である「氏神社」でお詣りするのが通例でしたが、現代では戌の日の安産祈願をした神社や有名な神社での参拝がメジャーになりつつあります。

お宮参りをする時期は地域によって差があり、男の子の場合は生後31日目、女の子の場合は33日目にという地域もあれば、生後100日目にお宮参りに行く地域もあります。
近年はお宮参りの前後にフォトスタジオなどで記念写真を撮影するケースが多く、赤ちゃんが産まれたばかりのパパママはぜひ注目しておきたい行事ですね。

基本的にお宮参りは生後1~3ヶ月以内で行うようにし、赤ちゃんの状態やママの体調などを考慮して柔軟に行っていく形が理想的です。

お宮参りの男の子と女の子の違いとは?服装やマナーを理解して正しくお参りしよう

【出生後の赤ちゃんの行事:お食い初め】

【出生後の赤ちゃんの行事:お食い初め】

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お宮参りの次に注目されている赤ちゃんの行事が、この「お食い初め」です。

お食い初めは平安時代から長い歴史のある行事であり、100日まで元気に成長したことを祝い、「赤ちゃんが一生食べ物に困る事がありませんように」という願いを込めて行う儀式です。

現代は医療が発達し、赤ちゃんの栄養を考えた指導が行き届いていますが、昔の赤ちゃんは栄養が充分に摂れず生後100日を超えられない赤ちゃんが多かったことから、100日目のお祝いが行われていたとも言われています。

お食い初めは、ご飯に赤飯、はまぐりの潮汁、尾頭付きの祝い鯛に加え煮物やタコなどの副菜という一汁三菜の献立メニューで行われますが、これらは子どもが成長していく過程で必要な食材である「穀物、海・山のもの、飲み物、そして塩を与える」という意味で用意されます。

しかしこのお食い初めが行われる生後100日前後は、まだ母乳やミルクを飲んでいる時期のため、食べさせるふりをして行います。
赤ちゃんに食べさせなくて大丈夫なので、心配しないでくださいね。
また、この他に氏神社などで借りてきた小石を小皿に乗せお膳に乗せる「歯固めの石」というものがあります。
お食い初めには、歯固めの石に触れた箸で赤ちゃんの口に触れる「歯固めの儀式」というものがあり、この儀式には強い歯で食べ物をしっかりと食べ、丈夫に大きく育って欲しいという願いが込められているのです。

地域によっては生後100日ではないケースもあるので、100日前後を目処に柔軟にスケジュールを決めて行いたい行事ですね♪

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【出生後の赤ちゃんの行事:初節句】

【出生後の赤ちゃんの行事:初節句】

 

初節句は、その名の通り赤ちゃんが産まれて初めて経験する節句のことです。
「節句」とは、季節の変わり目のお祝いを指します。
昔は1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日の5日を五節句と呼び、この五節句は祝日として各地域で様々なイベントや行事が行われていたと言われています。

この“初節句”の行事は男女で異なり、女の子は“桃の節句”と言われるひな祭り、男の子は端午の節句をお祝いします。

男の子の節句である5月5日は「こどもの日」でもある事から、性別関係なく子どもの日という印象が強いですが、元々は鎌倉時代から始まった長い歴史のある行事です。
そんな初節句のお祝いは、「子どもの今後の健やかな成長と厄除けを願う」という意味で行われます。
女の子の場合はひな人形、男の子の場合は兜飾りが贈られるケースが多いですね♪

現代では節句の時期が生後1ヶ月以内だった場合は翌年に持ち越されたり、誕生日祝いと一緒にすることもあるため、家族と相談して決めると理想的です。

男の子の初節句”端午の節句”、由来や意味を理解して正しくお祝いしましょう

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【出生後の赤ちゃんの行事:初誕生日】

【出生後の赤ちゃんの行事:初誕生日】

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赤ちゃんの初めての誕生日に気合を入れているママは少なくありません。
初めて迎える誕生日だからこそ、特別なことがしたい!と思っている人も多いのではないでしょうか。

初誕生日は、1年間健やかに育ったことをお祝いし、赤ちゃんの無病息災を願う行事です。

昔は現代のように毎年誕生日をお祝いする習慣がなかった為、生後1年の初誕生日は親戚やお世話になった人を呼び盛大にお祝いをしていました。

この1歳の誕生日には、一升(約1.8kgの重さ)のもち米で出来た“一升餅”を子どもに背負わせる風習がある地域も多く、現代でも初誕生日での恒例行事として知られています。

この“一升餅”は「一生食べ物に困りませんように」という“一升”と“一生”をかけた願いが込められた食べ物です。
近年は一升餅を入れる用のリュックや名前が入った一升餅など、バラエティーに富んでいるため、好みのものを選んでも楽しいですね♪

一升餅は家族で食べきるには非常に量が多いというのもあり、一升餅をカットしてご近所さんや親戚に配る風習のある地域もありますよ!

【最近注目されている赤ちゃんの行事:ハーフバースデー】

【最近注目されている赤ちゃんの行事:ハーフバースデー】

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初誕生日までは日本の歴史的にも大きな意味がある行事ではありますが、近年はここまでご紹介した行事意外に「ハーフバースデー」が注目されています。

このハーフバースデーは日本に歴史はありませんが、アメリカやイギリスなどでは学校の長期休暇中に誕生日を迎える子どもたちが友達に誕生日祝いをされないことから、誕生日の6ヶ月前や6ヶ月後に学校の友達でお祝いをしよう!という意味で始まったものでした。

このハーフバースデーが日本で知られるようになり、後に産まれて6ヶ月が経った時にお祝いする日本オリジナルのハーフバースデーとして近年大きく広まっています。

赤ちゃんが産まれてからママは毎日怒涛の日々。睡眠不足なども相まって、幸せな気持ちがある反面疲労が目立ちます。
ハーフバースデーでは、子どもが健やかに育っていることをお祝いすると共に、ママが半年間子育てを頑張ってきたことへの労いも兼ねて行われます。

赤ちゃんには離乳食で作った離乳食ケーキを与えるだけでなく、ママやパパもケーキを食べたり少し贅沢な食事をすると素敵ですね♪

赤ちゃんの行事は無理なく楽しもう!

日本では赤ちゃんが産まれる前、そして産まれた後にたくさんの行事が控えています。
一生に一度きりだからこそ、その行事の意味を知り存分に楽しみたいですね。

しかし、行事の中には産後すぐに行うものや忙しい育児の合間に準備をしなければならないものが多いのも事実。
行事は赤ちゃんのために行うものだからこそ、ママやパパが無理をしてはいけません。

「この日でなければだめ」と厳密に日程が決まっている行事は現代にはありません。
赤ちゃんの状態やママの体調などを考慮し、柔軟に決めましょう。

また、祝い膳なども昔から伝わる伝統ではありますが、現在はケータリングなど便利に使えるサービスも充実しています。
特にお食い初めの祝い膳は食器などにもこだわると時間も手間もお金もたくさんかかってしまいがちです。
お食い初めなどは「お食い初めセット」などが販売されていますので、ママの負担のないように使ってみてはいかがでしょうか?

赤ちゃんの行事はみんなで赤ちゃんの健やかな成長を願い、楽しみながら笑顔で過ごしてくださいね♪