生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴とは?成長の状況や育児の悩み・対策を解説!

生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴とは?成長の状況や育児の悩み・対策を解説!子育て
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生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後9ヶ月の赤ちゃんの特徴

出典:https://feature.cozre.jp/

横になって寝ているだけだった赤ちゃんも、9ヶ月になるとおすわり、はいはいなどが上手になります。どれくらい体重が増えたり、身長が伸びたりするのか、生後9ヶ月の赤ちゃんの平均値や発達の特徴について説明します。

体重、身長の平均

母子手帳などに掲載されている成長曲線には、赤ちゃんの身体的な発達の度合いを知る上で、参考になるデータが満載です。
生後9ヶ月の赤ちゃんについて、平均値を調べました。

生後9ヶ月の男の子の平均値

体重:約8.8キログラム
身長:約72センチメートル

生後9ヶ月の女の子の平均値

体重:約8.1キログラム
身長:約69センチメートル

体重がいよいよ8キロ台にのる生後9ヶ月頃の赤ちゃん。まだまだ抱っこの日々が続きママやパパはその重さに大変な苦労をされていると思いますが、歩き始めるまであと少しのところまできていますよ!

特徴や行動1:はいはいが上手になる上、つかまり立ちをし始める

9ヶ月頃の赤ちゃんは、はいはいが上手になります。目指すものがある場所まで素早く行動できるようになるので、赤ちゃんの動きもより一層活発化し、さらにはテーブルなどにつかまりながら、立つことを覚える赤ちゃんも出てきます。

しかしながら、まだまだ上手につかまり立ちができないのがこの時期の特徴です。目を離したすきに後ろにすってーんとひっくり返ってしまったり、テーブルに頭をぶつけてしまったりすることもあります。ママやパパは赤ちゃんの新たな動きを見守って、お部屋の中や置いてあるものなどにどのような危険があるのかを見定めてあげてください。

特徴や行動2:お昼寝が午前午後の2回にまとまる子が多くなる

生後9ヶ月頃になると、赤ちゃんはより一層一日の生活リズムが整い始めます。
お昼寝は午前と午後に1回ずつになったり、離乳食の回数も増えるためおっぱいやミルクの量も減ってきたりします。
日中はなるべく、一緒に遊んだりお散歩に出かけたりするようにして、眠りを深くしてあげると、ママやパパも赤ちゃんから手が離れる時間が多く持てるようになります。

特徴や行動3:離乳食は「カミカミ期」に突入

6カ月頃から始まった離乳食も、これまで順調に進んでいればカミカミ期を迎えることになります。
「カミカミ期」では、以下のような回数や内容を目指します。

1日3回食になり、栄養の半分以上を離乳食からとることになる

豆腐くらいの固さのものなら、お口をもぐもぐ動かして食べられる上、1回に子ども茶碗1杯ほどの離乳食を食べられるようになっていれば、もう「モグモグ期」を卒業してもいい頃です。
1日3回食になる「カミカミ期」の赤ちゃんは、その栄養の半分以上をおっぱいやミルクではなく離乳食から摂ることになります。

青魚や貝類、豚肉などもOKに。手づかみ食べは見守ろう

これまではタンパク源として利用できる食材が、鶏肉のささ身や白身魚、まぐろなどの赤身魚などに限定されていましたが、今後はあじやいわしなどの青魚、貝類、豚肉なども与えることができるようになります。

また、バナナなら熟れてやわらかい状態のものを、皮をむいて赤ちゃんの手に持たせてみても。
手づかみで食べることを覚える時期なので、食事がちからかりママやパパは我慢のしどころですが、この時期の脳や手指の発達に必要不可欠なのが、手づかみ食べです。

いずれにしても、赤ちゃんが自分の歯ぐきでつぶしたり、舌を上手に動かしたりしながらカミカミできるようになることが目標です。
寛大な心を持って、大きな懐で見守りましょう。

離乳食後期「カミカミ期」に食べられる食材やレシピについてはこちらをご覧ください。

離乳食後期(9~11ヶ月ごろ)におすすめレシピとは。この時期に食べられる食材別にご紹介

そろそろ9ヶ月健診を行う自治体も

乳児健診は、行われる時期が自治体によってさまざまです。
8カ月の時期にすでに終わっているというご家庭も多いかもしれませんが、9ヶ月のこの時期は生まれて2~3回目の健診を迎える頃です。
体重や身長の測定に加え、おすわりができるか、歯の生え具合、予防接種の進度までチェックしてもらうことができます。
健診は待ち時間が長びくことも考えられ出かけるだけで一苦労かもしれませんが、専門家から貴重なアドバイスや我が子の実態を把握してもらえる良いチャンスなので、必ず診てもらうようにしましょう。

生後9ヶ月の赤ちゃんの育児の悩みと対策

生後9ヶ月の赤ちゃんの育児の悩みと対策

出典:https://zexybaby.zexy.net/

生後9ヶ月の赤ちゃんの子育てでは、どのような悩みを抱え、また体験することになるのでしょうか。
具体例を挙げながら、対処方法までご紹介します。

育児の悩みと対策1:離乳食のつかみ食べが始まって後片付けが大変

「離乳食のメニューを考えるだけでも一苦労なのに、つかみ食べが加わってもう食卓はぐちゃぐちゃ…。」そう嘆くママやパパもいらっしゃるかもしれません。
つかみ食べは、この時期の赤ちゃんの発達に欠かせないものだとはわかっていても、やはり後片付けが辛いですよね。

つかみ食べには以下のようなグッズを用いてあらかじめ万全の対処をしておくと、後処理がぐんと楽になります。

100円ショップのレジャーシートを使って床の汚れを防御!

昔は「離乳食の際には汚れても良いように新聞紙を床に敷いて…」などといわれていましたが、現代では新聞そのものを購読している家庭も少なく、用意することはなかなか難しいと思います。
そこで、汚れを拭き取ったりこぼれたものを捨てやすかったりするビニール製のシートや、100円ショップで売られている1人用のレジャーシートを用いてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの椅子の下には1人用のシートの大きさがちょうど良く、多少散らばっても後片付けにはもってこいの大きさです。

食事を受けられるポケット付きのエプロンは椅子の汚れも防げて便利!

赤ちゃんが自分で離乳食を食べるときにさらに必要になるのが、ポケット付きのエプロンです。
ママやパパがスプーンなどで与えていたときには、あまり汚れることもなかったお洋服も、手づかみ食べが始まると、とたんに状況が変わり汚れる一方になってしまいます。
そこで、長袖で、エプロンの下にこぼれた食品をキャッチできるポケット付きのもの、油分のふきとりが簡単にできる防水性のものを何種類か用意しておくと便利です。
離乳食を自分で食べ始めてすぐのこの時期は、じょうずに食材をつかめないことも多く、椅子にこぼれてしまうことも多々あります。
ポケット付きのエプロンなら、椅子の汚れを防ぐこともできますので、大変便利です。

エプロンの素材も、シリコン製の少々しっかりしたもの(親は洗いやすいというメリット有)、ビニール製で防水加工が施してあるもの(やわらかいので赤ちゃんも違和感なく着用可能)など、今はいろいろなタイプのものが販売されています。

ぜひネット通販や赤ちゃん用品の販売店で赤ちゃんとママやパパにマッチするエプロンを探してみてください。

育児の悩みと対策2:おむつ替えの時に静かに横になってくれない!

おむつ替えの困難さは、寝返りができるようになる頃にも一度経験済みというママやパパも多いかもしれません。
はいはいやつかまり立ちで動けるようになったこの時期の赤ちゃんも、一時おむつ替えを嫌がることがあります。
おとなしく横になっていてくれるとおしりもきれいに拭けるのですが、おすわりやはいはいができるようになるとじっとしてもらうことはなかなか難しいもの。時間と手間がかかりますね。

つかまり立ちができるようになったら、テープ型からパンツ型のおむつにチェンジしてみてはいかがでしょうか。
立ったままおむつ交換をする際に意外と役立つのが、日常「こんにちは」や「どうもありがとう」を赤ちゃんに教える際におじぎも仕込んでおくことです。
「○○ちゃん、こんにちはは?」などと声をかけながら、ささっとおしりを拭いてしまうと、周りも汚れず、おむつ交換を簡単に済ませることができます。
お気に入りのおもちゃを目の前に置いて、興味を引いておくのもいいかもしれません。

育児の悩みと対策3:離乳食の3回目の時間がなかなか定まらない

離乳食に慣れないうちは、そのメニューを考えるだけでも大変なのに、9ヶ月に入ると2回食から3回食に増やす必要が出てきます。
ママやパパは気が重い上、なかなか3回離乳食を与える時間が定まらないというご家庭も多いかもしれません。
そこで、9ヶ月以降はできるだけ大人の食事サイクルと同じタイミングで離乳食を与え、赤ちゃんの生活リズムを整えてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんと一緒に食事を摂ることは、親が自分のご飯を食べることができずに負担になると思われがちですが、コミュニケーションの観点からはファミリーにおすすめです。いずれ1歳6カ月を迎える頃には離乳食も卒業となるので、今のうちから起床時間、ご飯の時間、寝る時間を大人と合わせておくと、成長するにつれ必ず育児が楽になります。

赤ちゃんのメニューは、できるだけ大人の食事から味付け前の食材を取り分ける、電子レンジなどで簡単に調理する、市販されている離乳食を1品として使うなどして準備の手間を省きます。楽しく一緒に食事を味わえるといいですね。

育児の悩みと対策4:なかなかコップで飲めない

市販されている赤ちゃん用のマグには、乳首から変わるスパウトは5カ月頃から、ストローは7カ月頃から、コップは8カ月頃からOKとステップアップできるものも売られていています。
ただ、赤ちゃんにも好き嫌いや得て不得手があって、せっかくママやパパが「これがいいかも!」と思って用意しても、赤ちゃんは思うように使ってくれない場合があります。

コップの練習は、以下のような形態ものがおすすめです。おうちにあるなら、わざわざマグを用意しなくてもじゅうぶんかもしれません。
コップのふちが厚みを帯びておらず、少し外に反り返っているもの、できればプラスチックのものがおすすめです。
こぼしてもすぐ拭き取れるように、コップの下にはナプキンやハンカチなどを添えながら、ママやパパは赤ちゃんのお口にコップを持って行ってあげてください。
上手に飲み込めるようになるには少し時間がかかりますが、何度かチャレンジするとゴックンと飲めるようにステップアップできます。
うまくいったらたくさん喜びましょう。赤ちゃんもきっとおいしいと思う気持ちが倍増します。

育児の悩みと対策5:フォローアップミルクって絶対必要?

赤ちゃんから使用できる授乳用ミルクにかわって、離乳食でなかなか摂取できない鉄分などの補給ができるフォローアップミルクは、大体のメーカーが「9ヶ月頃から使用OK」と商品説明にうたっています。
このため、ママやパパは「うちの子にも必ず飲ませないといけないのかな」と思ったり、「他の赤ちゃんが飲んでいるなら成長に差が出るかも」とあせってしまったりするかもしれません。

牛乳は、1歳からしか飲ませることができないので、その点を踏まえるとフォローアップミルクは使い勝手が良い商品です。鉄分のみならず、鉄の吸収を促進するビタミンCが含まれていたり、カルシウムを多く吸収できる栄養素が多く含まれていたりします。
大きな缶で買うと赤ちゃんが気に入らないときにリスクが生じるため、はじめは1包ずつスティック状になって売られているものを試すことをおすすめします。
離乳食中にコップで少しずつ与えてもOKですし、離乳食の味付けに使うこともでき便利です。あまいミルク味の離乳食は赤ちゃんもきっと気に入ってくれるでしょう。

9ヶ月はますます笑顔が輝くかわいい時期

ママやパパが触ってほしくないものでいたずらしてご満悦になったり、ママやパパなど大切な人めがけて高速はいはいで突進してきてはニコニコしたりと、ますます心身の発達が目覚ましくなる9ヶ月の赤ちゃん。
ママやパパが大好きという気持ちが伝わってきて、愛おしさもひとしおですね。

9ヶ月のこの時期は、指先の感覚もじゅうぶん発達して小さいものを上手に指先でつまむことも得意になります。さまざまな赤ちゃんの成長は本当にありがたいのですが、その分危険と隣り合わせにもなります。お家の中に赤ちゃんが触ると危ないものが落ちていないかについては、常にアンテナを張り巡らせ注意してあげてくださいね。