全くの未経験でシステムエンジニア(SE)になるのはきつい?悩むポイントと対策を解説

全くの未経験でシステムエンジニア(SE)になるのはきつい?悩むポイントと対策を解説女性の仕事・資格

IT業界は現在慢性的な人手不足に陥っており、文系出身者や未経験者でもシステムエンジニアとして働けるチャンスが増えています。

しかし、システムエンジニアの仕事に興味や憧れはあっても「未経験ではきついんじゃないか」「仕事についていけなかったらどうしよう」と就職・転職に不安を感じる人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、未経験からシステムエンジニアになった際に、きつさを感じやすいポイントをまとめてご紹介します。システムエンジニアの仕事のメリットや、未経験からの就職・転職の仕方についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください!

システムエンジニア(SE)になるにはどんな資格が必要?おすすめの学習法を紹介

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未経験のシステムエンジニアが悩むポイントとは

未経験のシステムエンジニアが悩むポイントとは

出典:https://www.pasonatech.co.jp/workstyle/column/detail.html?p=2284

未経験でシステムエンジニアになった際、悩みやすいポイントが6つあります。システムエンジニアとして就職・転職を考えるなら、つらさを感じやすいポイントについて事前に知ることで、就職後のギャップを減らせるでしょう。

ポイント1.勤務時間外の勉強が必要不可欠

システムエンジニアとして第一線で活躍するなら、経験の有無に関係なく、プライベートの時間や通勤時間を使っての勉強が不可欠です。IT業界は絶え間なく進歩し、次々と新しい技術が生み出されているからです。

また未経験者の場合、最初は同僚よりプログラミングの知識や技術で劣るケースも多いでしょう。職場の雰囲気にもよりますが、システムエンジニアの仕事はわからないことを人に教えてもらうばかりではなく、自分で学ぶ姿勢も必要です。

そのため、特に知識や技術で周囲に劣りやすい未経験者の場合、勤務時間外にスキルアップのための勉強を進めなければならない状況も想定しておきましょう。

ポイント2.残業・休日出勤がある

システムエンジニアの仕事では、残業や休日出勤が発生するケースもあります。システムエンジニアは、納期に合わせて成果物を納品するという仕事の性質上、残業をしてでも納期までに仕事を終わらせる必要があるからです。

開発の進行が遅れてスケジュールが崩れたり、システム障害やトラブルが起きたりすれば、その分も残業や休日出勤でまかなわなくてはなりません。

そのため「毎日定時で帰りたい」「休日出勤はしたくない」というこだわりのある人は、就業後にストレスを感じてしまうことがあります。

ポイント3.肉体的・精神的につらいことがある

システムエンジニアは、納期までに成果物を完成させるために、肉体的・精神的に疲弊してしまうことがあるでしょう。

先ほども触れた通り、システムエンジニアの仕事には決まった納期があります。しかし、仕事はいつもスケジュール通りに進むとは限らず、そもそも納期までのスケジュールがタイトに設定されていることもあるでしょう。

どれだけやるべき仕事量が多かったとしても、仕事に遅れが出れば、自分だけでなくチームを組んでいる同僚にも迷惑がかかります。また、納期に間に合わなければ、会社の信頼を落とすことにもつながりかねません。

システムエンジニアは、納期が迫ると、プレッシャーに追われながら長時間の残業をしなければならないケースがあります。そのため、特に責任感が強い人や真面目な人は、肉体的・精神的に追い詰められてしまわないよう注意が必要です。

ポイント4.参加するプロジェクトによって業務内容が変わる

システムエンジニアは、参加するプロジェクトごとに業務内容が変わり、その都度勉強し直さなければならないこともあります。

システムエンジニアが扱うプログラミング言語には、いくつもの種類があります。また、通常プロジェクトチームにはPL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネジャー)がおり、リーダーの方針によって仕事の進め方が変わることもしばしばです。

そのため特に未経験者の場合、自己学習を負担に感じたり、環境や仕事の進め方の変化に戸惑ったりすることがあります。

ポイント5.理系出身者と比べて劣等感を感じやすい

IT業界においてプログラミング未経験者は、理系の大学などですでにある程度学んでいる人と比べて、劣等感を感じやすいです。

理系出身者や専門学校で学んだ人と比べると、やはり未経験者はスタートラインが異なります。もちろん、その後の努力次第で知識や技術の差を埋めることも十分可能ですが、初めのうちは悔しい思いや挫折感を味わうこともあるでしょう。

システムエンジニアの職場では、未経験者が一からすべてを丁寧に教えてもらえるとは限らないので、働きながら努力して同僚との差を縮める必要があります。

ポイント6.最初は簡単な仕事を担当することが多い

システムエンジニアとして採用されたとしても、最初は先輩のサポートやテスト工程など、比較的簡単な仕事を任されることが多いです。

システムエンジニアの仕事には専門技術が必要なので、未経験者がすぐに取り組める仕事内容は限られてきます。そのため最初のうちは、誰にでもできる簡単な仕事ばかりで退屈に感じたり、成長を実感しにくかったりする場合も多いです。

きついことは多いけどシステムエンジニアとして働くメリットがある

きついことは多いけどシステムエンジニアとして働くメリットがある

出典:https://career.levtech.jp/guide/knowhow/article/547/

ここまでご紹介したように、未経験でシステムエンジニアになる過程では、きついと感じることもたくさんあります。しかし、システムエンジニアに限らずどんな職種でも、慣れない仕事に一から挑戦する時には多少の困難があるものです。

またシステムエンジニアは、最初のきついと感じる時期を乗り越えれば、その後はとてもよい環境で働ける可能性もあります。例として、システムエンジニアとして働くメリットを以下にまとめました。

・他の職種と比べて給与水準が高め
・転職・再就職に有利な専門技術が身につく
・在宅で勤務できる可能性がある
・実力があればフリーランスとして独立できる

システムエンジニアを含むIT業界の仕事は、慢性的な人手不足の状況が続いており、今後も売り手市場が続くと予想されます。そのため、就職・転職する際の需要も多く、他の職種と比較して給与が高めに設定されやすいです。

また、プログラミングなどの専門技術が身につくことで手に職がつき、離職したり転居したりした後に再就職がしやすい点もメリットです。

企業によっては在宅勤務が認められるケースがあるほか、実力をつければフリーランスとしてより自由な環境で働く選択肢も見えてくるでしょう。

在宅勤務やフリーランスといった働き方が叶えば、子育てや家事と仕事を両立したい女性でも、システムエンジニアとして働き続けることが可能です。

未経験でもシステムエンジニアになるには?

未経験でもシステムエンジニアになるには?

出典:https://magazine-cf.techacademy.jp/wp-content/uploads/2019/02/108882673_s.jpg

最後に、未経験からシステムエンジニアを目指す方法を3通りご紹介します。ぜひ、ご自身に最もふさわしい方法で就職・転職を叶えましょう。

方法1.独学で勉強する

「システムエンジニアとして全くの未経験では不安」という人は、独学でプログラミングを習得し、就職に役立つ知識や資格の取得を目指す方法があります。

独学で勉強するメリットは、システムエンジニアになるための初期費用がほとんどかからないことです。参考書や学習用のウェブサイト、アプリなどを活用して勉強を進めれば、独学でも高いレベルを目指すことができるでしょう。

独学でIT業界やプログラミングに関する知識を増やし、資格を取得すれば、就職・転職を有利に進めることができます。ただし独学で勉強をする場合、学習範囲が偏ったり、挫折したりする可能性もあるので注意が必要です。

方法2.スクールに通う

現在では、日本全国にIT関連の知識やプログラミングを学べる専門のスクールが多数あります。就職前にしっかりとプログラミング技術や知識を身につけたい人は、スクールに通うのもひとつの手です。

スクールに通うメリットは、学習を進める過程で生じた疑問をすぐに質問できる点です。また、教室に通うスタイルのスクールであれば、同じ進路を希望する仲間と情報を交換し、協力して勉強を進めることもできます。

スクールによっては、卒業後の就職支援を行ってくれることもあるので、よりよい条件で確実にシステムエンジニアになりたいなら、スクールを選ぶのがおすすめです。ただし、スクールの講座を受講するには、数十万円単位のまとまった費用がかかります。

方法3.転職サイト・転職エージェントを利用する

IT業界に強い転職サイトや転職エージェントを利用して、未経験可の求人を探す方法もあります。現在のIT業界は慢性的な人手不足の状況なので、未経験でも採用される可能性は十分にありますよ。

ただし、未経験で採用された後、一から丁寧に必要な知識を教えてもらえる職場ばかりではありません。そのため、未経験からシステムエンジニアを目指すなら、同僚との知識や技術の差を埋めるべく、自己学習を進めることが大切です。

また、未経験では希望通りの待遇でなかなか採用がもらえないこともあるでしょう。しかしシステムエンジニアは、経験を積んで実力が上がれば、好待遇の企業への転職も視野に入ってきます。

そのため最初は採用された会社に入り、技術と経験を積んでから、さらに好待遇の会社に転職するのもひとつの選択肢です。

まとめ

未経験からシステムエンジニアに就職・転職する場合、今回6つのポイントでご紹介したように、初めはきつさを感じることもあります。

しかし、システムエンジニアの仕事には「専門技術が身につく」「自由なスタイルで働きやすい」といったメリットもたくさんあります。実力が上がるほど働き方の選択肢が増えるため、努力次第でより好待遇、または自由な立場で働くことも可能です。

未経験からシステムエンジニアになるなら「独学で勉強する」「スクールに通う」「転職サイトを利用する」という3通りの方法が考えられます。これからシステムエンジニアを目指す人は、ぜひ自分に最も合った方法で、最適な職場を探してみてください。

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