保育士に腰痛はつきもの?仕事での腰痛と対処法について

保育士 腰痛女性の仕事・資格

保育士は体力を必要とする仕事であり、腰痛は保育士の職業病とも言われています。皆さんの中にも、「慢性的に腰が痛い」「なかなか治らない」と悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか?

 

腰痛は放っておくと、さらに悪化したり他の部位に負担をかけたりする可能性もあるため、早めの対処が必要です。そこでこの記事では、保育士が腰痛になりやすい原因と対処法を紹介します。

 

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保育士が腰痛になりやすい原因

腰痛に悩む保育士は多いですが、どんな動作が腰痛を引き起こすのでしょうか?ここでは、腰痛の原因となりやすい保育士の仕事を4つ紹介します。

子どもを抱っこする

子どもをあやすときや寝かしつけるとき、お散歩に行くときなど、保育士は毎日のように子どもを抱きかかえなければなりません。生後3~5カ月の赤ちゃんでも体重5キロ以上、2歳になると10キロ以上にもなるため、当然腰にも負担がかかります。

特に、抱き上げるときや下ろすときは、前かがみの姿勢で全身に力を入れなければならないので腰を痛めやすいでしょう。

子どもの目線に合わせて話す

大人が子どもと話すときは、子どもの目線に合わせると打ち解けやすくなると言われています。もちろん保育士にとっても、目線を合わせて話すことは基本中の基本です。しかし、子どもと目線を合わせるためにはかなり腰を落とさなければなりません。こうした毎日の積み重ねが負担となり、いつのまにか腰痛を引き起こしてしまうのです。

トイレや着替えの介助

トイレや着替えなどの介助では、子どもの背の高さに合わせてかがんだり体を持ち上げたりしなければなりません。複数の子どもに対してほぼ毎日介助を行うことになるため、当然疲労もたまるでしょう。腰への負担が次第に腰痛となり、ひどい場合は椎間板ヘルニアやぎっくり腰に発展するケースもあります。

重い荷物を運ぶ

保育士は、机やいす、遊具など重い荷物を運ぶ作業も多くあります。昨今では男性も増えつつありますが、保育士はまだまだ女性が多い世界。そのため、女性でも力仕事をこなさなければなりません。かがまずに持ち上げたり片方の腕だけで持ったり、無理な姿勢で重い荷物を運び続けると骨盤がゆがみ、腰痛や肩こり、頭痛などさまざまな体の不調につながるでしょう。

保育士が腰痛で悩んだときの対処法

保育士は、子どもを抱っこしたり重い荷物を運んだりと腰痛の原因となる動作が多い仕事です。しかし、腰が痛いからといって必要な作業を避けるわけにはいきませんよね。では、保育士が腰痛で悩んだとき、どんな対処をすればいいのでしょうか?

腰痛改善グッズを着用する

慢性的な腰痛に悩まされている場合は、腰痛ベルトやコルセット、補正下着などの腰痛改善グッズを使ってみましょう。これらのグッズは、体を支える筋肉の働きをサポートし、腰への負担を軽減してくれます。腰をしっかりと固定してくれるものから動作を妨げない柔らかめのものまでさまざまなタイプがあるため、症状や目的に合ったものを選びましょう。

また、直接腰を支えるグッズでなくても、正しい姿勢をサポートしてくれるインソールや座椅子、ドライバーズクッションなどを使うのもおすすめです。これらのグッズを駆使しながら、日頃から正しい姿勢を心がけましょう。

かがむのではなく腰を落とす

子どもと話すときや物を運ぶときは、つい腰を曲げて前かがみの姿勢になりがち。しかし、この姿勢は腰に大きな負担がかかるため、かがむのではなく腰を落としてしゃがむようにしましょう。背筋を伸ばしながら腰を落とせば、あまり負担をかけずに目線を落とせます。

また、どうしても前かがみの姿勢になってしまう場合は、体を後ろに反らせてリセットすることを意識してください。

事務作業時の姿勢に注意する

保育士は、子どもたちのお世話や力仕事だけでなく、書類作成や連絡帳確認などの事務作業もこなさなければなりません。このときに、足を組んだり猫背の状態でパソコンを見たりしていると、姿勢が悪くなり腰を痛めることがあります。また、子ども用の小さな机と椅子で作業することも、体のゆがみの原因になります。

そのため、事務作業をするときは大人用サイズの机と椅子を使って、正しい姿勢を保つように心がけましょう。特に、足を組んだり頬杖をついたり猫背になると、腰だけでなく全身に負担がかかるため注意してください。どうしても子ども用の机と椅子で作業しなければならないときは、クッションを置くなどして工夫しましょう。

まめにストレッチをする

日頃から正しい姿勢や負担の少ない動作を心がけていても、完全に腰への負担をなくすことはできません。そのため、少しでも違和感や疲れを感じたら、こまめにストレッチをしてリフレッシュしましょう。

仕事の合間や休憩時間にちょっとしたストレッチをするのもいいですが、それでも物足りない場合はマッサージボールやツボ押しグッズなどを使ってみましょう。

病院に行く

腰痛を我慢し続けていると、悪化してしまったり重大な病気を見落としたりする可能性があります。そのため、自分で対処法を試しても良くならない場合や痛みがひどい場合は、無理をせず病院に行って受診しましょう。専門家に診てもらうことで、適切な治療やアドバイスを受けられます。

「わざわざ病院に行くほどでもない」「仕事を休むのは申し訳ない」と思うかもしれませんが、腰痛が悪化すると業務や生活に支障が出てしまう可能性もあります。そうなる前に、早めに病院に行くことをおすすめします。

本当にキツイと感じたら無理せず転職も検討!

保育士は、子どもに目線を合わせたり重い荷物を運んだりと腰痛の原因となる動作が多い仕事です。そのため、「職業病」と言われるほど腰痛に悩む保育士が多くいます。ここでは、腰痛の原因や対処法を紹介しましたが、本当にキツイと感じたら無理をせずに転職も検討しましょう。

職場を変えれば解決できそうな場合は、保育士として転職するのもいいですし、それ以外の選択肢もあります。保育士の資格や経験はさまざまなフィールドで役立つため、自信を持って転職に臨みましょう。

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