育休明けの看護師の悩みとは?スムーズに職場復帰するための方法や働き方

育休明けの看護師の悩みとは?スムーズに職場復帰するための方法や働き方女性の仕事・資格

育児休暇明けに職場に復帰したいときには、いろいろな不安がつきまとうもの。

この記事では看護師の皆さんが育休明けの職場復帰を考える場合に、抱えやすい悩みや困り事の実態、働きやすい職場の選び方、あらかじめ考えておくとよい対処方法をご紹介します。

1つでも不安を解消して、お子さんとの時間やご自身のキャリアを大切に復帰に向けた対策を練りましょう!

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育休明け看護師の悩み・不安

出産前からお休みに入っていたママさん看護師の方は、今は小さいお子さんとおうちで過ごしたり、一緒に買い物に出かけたりという日々ではないでしょうか。
そろそろ育児休暇が明けようという時に、ふと頭をよぎるのは、次のような悩みや不安かもしれません。

ブランクがある身でも前と同じ働き方ができるか

育休に入るまでは、「正社員で病棟勤務」「夜勤もかなりの回数こなしていた」「リーダー格だった」という方もいらっしゃるでしょう。

責任の重い仕事を任されていた場合は、特に1年、場合によっては2年経ったあとの職場復帰に、「病棟で育休前と同じレベルで働けるか」「危機管理なども問題なくできるか」と不安を抱きやすいかもしれません。

子どもが急病になったときの問題

看護師をしている方がママとなって職場復帰する際に一番気がかりなのは、お子さんのことでしょう。
小さいお子さんは急に体調を崩すことも少なくありません。急な発熱などで保育園からお迎えコールがきたり、前夜まではなんともなかったのに、翌朝突然調子が悪くなったり。
とくに初めての集団生活となる保育園などでは季節ごとに流行する病も多く、まん延しやすいという実情があります。

緊急時はご主人にお迎えを頼める、自宅近くに実家があったり、同居していたりして両親を頼れるなど決まっていれば安心ですが、ご主人にも夜勤があったり、親族が遠方にいたりする場合はお願いすることも難しいでしょう。

子どもとの時間も大切にしたい

時短以外で復帰することになると、保育園のお迎え時間ギリギリまで全力で働いたあとに、家で夕飯、お風呂、寝かしつけと時間が過ぎてしまい、あっという間に夜も更けた…ということも多くなります。

少し大きくなったら、お子さんもたくさんお話しするようになります。忙しいママは「保育園で運動会の絵を描いたよ」「おさんぽしたよ」「○○ちゃんとお友達になったよ」という子どもの話にも耳を傾ける時間がとれないこともありますし、園からのお便りなどに目を通す時間を作りだすことも復帰直後は特に難しいでしょう。

復帰後夜勤も予定している場合には、お子さんから「ママ、行かないで」と言われてしまう可能性もあります。



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育休明けでも働きやすい環境とは

育休明けのママが抱えやすい悩みや不安をもとに、復帰後に働きやすい環境はどのようなものなのか考えてみましょう。

時短勤務が可能

正社員で病棟勤務、パートで外来勤務など復帰形態によりますが、子育て中に看護師として復帰したい場合は、できれば終業時刻は早めにして、お子さんのお迎え時間に間に合うようにしたいものです。病院の方針にもよりますが、16時程度で勤務が終えられるとすぐに職場を離れられないときにも時間的余裕が生まれます。

定時で帰れる

16時、17時といった雇用契約時間ぴったりに職場をあがれることも大切です。
担当している患者さんへの対応や業務が残っているからといつまでも職場にいると帰れなくなることも想定できるため、同僚の協力も得ながらにはなりますが、定時であがれる勤務を目指したいものです。

周りの理解が得られる

お子さんの急な発熱やけがなど、お迎えや急に休まなければいけない状況になった際、お世話になることになるのが職場の人たちです。
できれば看護部長や看護師長などが、みずから「○○さん、早くあがって!」「あとは任せて!」と理解を示してもらえるとありがたいもの。
育休前の職場やメンバーを思い起こした時、協力を得られそうな方がいたかどうか、信頼関係が築けていたかどうかふり返ってみましょう。

夜勤勤務がない

子どもを置いて夜の勤務に出るのは、親となった状況では少々難しいかもしれません。

子ども自身も母親が家にいない間、夜間とはいえお留守番をしなければならなくなります。
できれば一緒に寝てあげたり、不安を抱えているときは寄り添ってあげたりしたいというのが親の心理です。
「子どもが理解を示せる歳になるまでは、夜勤なしで」など期間を区切ってもいいでしょう。
ママ本人の身体の負担も考慮して、日勤だけで回せる職場に復帰できると気持ちも楽に勤められるかもしれません。

育休明けで働く時の対策

実際に育児休暇明けで働く際は、どのような点に気をつけたらよいのか、その対策を3つのポイントに分けてご紹介します。

ポイント1:職場復帰を果たした先輩ママさんにアドバイスをもらうこと

今までお勤めだった病院やクリニックの配属場所に、育休取得経験のある先輩ママさんはいませんか?
できれば同じ境遇を分かってもらえる先輩ママさんを頼り、一度話を聞いてみましょう。実際にどのような点に困り、イレギュラーな状況が発生した場合にどう対応し乗り越えたのかを知ることができます。
また、自分の悩みも素直に打ち明けることでコミュニケーションもとれるため、復帰後の理解が得られ、働きやすくなるかもしれません。

育児と仕事の両立を目指すうえで助けとなる家事・子育てアイテム情報なども得られるといいですね。

ポイント2:家族でどう子どもを守るか話し合おう

一番頼りになるご主人や両親には、育休明けの希望や心配な点、助けてほしいことをあらかじめ話しておきましょう。
「こんな場所に配置されそう」「もといた病棟に正社員で戻る場合にお願いしたい子どものこと」「育休明け後、しばらくはパートで時短勤務するうえで発生しそうなこと」など、ママの働き方によって何をどうお願いするのかが変わってきます。

復帰前の面接でのやりとりなどを含め、できれば包み隠さず話し合い、お子さんを家族みんなで守ってあげられるように手をつくしておきましょう。

ポイント3:自分の理想も大切に

ママさん看護師として現場に戻る方は、仕事も育児も両立させたいという願いの持ち主の方も多いでしょう。
1日何時間程度働けるか、どのくらいの給料や年収なら納得できるのかも含めて、自分自身の理想も大切にして勤務を続けられるといいですね。

希望をかなえられないなら転職も視野に

もし、以前の職場に戻りたいにも希望が通らない可能性が高い場合には、別の病院への転職を視野に入れるのも一つの方法です。

転職サイトなどでは、実際に転職する際どのような履歴書を書いたか、勤務形態の希望をどう面接で伝え内定を勝ち取るかなどの情報が満載です。

求人情報を含め、一度のぞいてみてもいいかもしれません。

育休明けの看護師が働きやすい病院とは?

ここまで、育児休暇明けに仕事復帰を目指すママさん看護師の方に向けて、想定できる悩みや不安、復帰しやすい病院の勤務形態、環境についてご紹介してきました。

育児休暇明けにママさん看護師が働きやすいのは、育児と仕事の両立がスムーズにできる病院。子育て世代の看護師の方が多く相互利用ができ、理解が得られやすい職場とも言えるでしょう。

今ではバリバリと現場をこなす先輩ママさんも、復帰時には当事者でした。
ぜひ経験者の話やアドバイスも聞きながら、職場復帰に向けて前向きに動き出してみませんか?

復帰にあたっては、勤務先と話し合う場もあると思います。現場のトップとの交渉にも役立つ情報を事前に仕入れ、子どもを守りながら自身の目標に向かって歩き出してください。

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