保育士の人間関係の悩みとは?同僚や保護者との人間関係と対処法

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どんな仕事でも人間関係の悩みは付きものですが、保育士の場合も例外ではありません。同僚や先輩はもちろん、責任者や保護者などさまざまな立場の人と関わる中で、人間関係のストレスから仕事を辞めたいと思っている方もいるのではないでしょうか?

そこでこの記事では、保育士によくある人間関係の悩みと対処法を紹介します。人間関係に悩んでいる保育士の方や保育士の仕事に興味を持っている方はぜひ参考にしてくださいね。

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保育士の人間関係の悩み

一口に人間関係といっても、同僚や上司、保護者など相手によって悩みの内容はさまざまです。特に保育士が働く場所は女性が多いため、感情のもつれが起きることも少なくありません。ここでは、保育士によくある人間関係の悩みを3パターン紹介します。

同僚との人間関係

保育士は、複数人でクラスを運営したりチームで保育を行ったりすることも多いため、気の合わない同僚がいると大きなストレスを抱えることになります。また、先輩・後輩の関係が厳しく、たった1年の差でも大きな壁になってしまうケースがあります。そのため、「先輩保育士が冷たい」「後輩が言われたことしかやってくれない」といった悩みを抱える人も少なくありません。

「子どもが好き」「子どもたちの成長を見守りたい」という熱い気持ちで保育士になったのに、現実は保育士同士のいざこざばかりだと、モチベーションも下がってしまいますよね。

責任者との関係

園長や施設長など、施設を運営する立場の人は、現場で働く保育士とは異なる視点、価値観を持っています。また、世代の差による考え方の違いから相互理解が難しいケースもあるでしょう。そのため、保育士に対して細かい指導が入ったり一方的な指示を出したりして、それがストレスになることも少なくありません。特に家族経営の場合は、経営方針に意見することが難しいため、保育士は我慢し続けることになるでしょう。

保護者との人間関係

子どもたちを預かるという仕事の特性上、保護者との関係は切っても切り離せません。しかし、人の性格や教育方針、家庭環境は十人十色なので、すべての保護者と良好な関係を築くことは大変難しいです。

中には、保育士に対してなかなか心を開かず当たり障りのない会話しかしてくれない保護者もいるでしょう。この場合、子どもの情報を十分に共有できないうえ、要望を聞き出すことも困難です。また、反対に理不尽な要望やクレームが多い「モンスターペアレント」の対応に悩む保育士も多いです。

保育士が人間関係で悩んだときの対処法

同僚や責任者、保護者との人間関係に悩んだとき、どうすればいいか分からず辞めたいと思う人もいるでしょう。ここでは、辞める前に試して欲しい、人間関係の悩みの対処法を5つ紹介します。

笑顔で挨拶してみる

人は無意識のうちに、苦手な人に対して暗い顔、トーンで話しかけてしまいがちです。しかし、仏頂面で声をかけられても良い気はしませんよね。そこでまずは、コミュニケーションの基本である挨拶から明るくするように気を付けましょう。「おはようございます」「お疲れ様です」と笑顔で言うだけでも、相手の反応や空気感が変わるかもしれません。

共通の話題を見つける

どうしても性格や波長が合わない人はいるものですが、だからといって関係構築を放棄していては仕事に支障が出てしまいます。少しでも良好な関係を築くためには、相手との共通点を見つけることが大切です。仕事に関することはもちろん、趣味やよく行くカフェ、学生時代の部活など、些細なことでもかまいません。「類似性の法則」といって、人は共通点のある人に対して好意的になる傾向があるため、そこから関係が深まる可能性があります。

適度な距離感を保つ

人には相性があるので、自分なりにアプローチしてみたのにうまくいかない、明らかに嫌な顔をしてくるといったケースもあるでしょう。この場合は、決して自分を責めてはいけません。「そういう人もいるんだ」と冷静になり、適度な距離感を持って関わるのも大人の対応のひとつです。挨拶やお礼、仕事の連絡など必要なコミュニケーションをとりつつ、過剰に関わらないようにしてみましょう。

保護者と積極的にコミュニケーションをとる

送迎の時間と連絡帳だけで保護者との関係を築くのは簡単ではありません。特に経験が浅い保育士や人見知り傾向がある保育士は、保護者対応を避けてしまいがちです。しかし、短い時間だからこそ良好な関係を築くためには、積極的にコミュニケーションをとる必要があります。

「〇〇ちゃん、今日は上手にお片付けができました」と声をかけたり、保護者の悩みに耳を傾けたり、寄り添う姿勢を見せましょう。また、対面が難しい場合は連絡帳などを利用して積極的にコミュニケーションをとりましょう。

勤務先の保育方針を再確認する

勤務先の保育方針・経営方針と自分の考えがずれている、そもそも理解していない場合は、仕事に対する不満があって当然です。そのため、辞めてしまう前に一度勤務先の方針や考え方を確認してみましょう。責任者と直接話すことによって、共感や納得できる部分が見つかる可能性もあります。また、もし意見が合わなくて辞めることになったとしても、保育についての考え方の幅が広がり、次の仕事選びに役立つでしょう。

本当にキツイと感じたら無理せず転職も検討!

「子どもたちのキラキラした笑顔に癒される」「子どもの成長を見守れる」といったイメージのある保育士ですが、実際は職場での人間関係に悩むことも少なくありません。ここでは、保育士によくある人間関係の悩みやその対処法を紹介しましたが、本当にキツイと感じたら無理をせずに転職も検討しましょう。

職場を変えれば解決できそうな場合は保育士として転職、それでも難しい場合は他の職種も視野に入れましょう。人間関係の悩みを1人で抱え込むと、心身の健康に影響を及ぼす可能性があるため、決して無理をしないでください。これまでの経験に自信を持ち、前向きな気持ちで転職に臨みましょう。

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