安定している、働きやすいというイメージが大きい薬剤師。しかし、残念ながらパワハラが横行しているような職場も存在します。皆さんの中にも、パワハラ被害に遭った、または目撃したという方がいるのではないでしょうか?
ここでは、薬剤師に起こり得るパワハラの内容や対処法を紹介します。職場での人間関係に悩んでいる方や転職を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
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薬剤師に起こり得るパワハラ
パワハラとは、職務上の立場や権力を使用して肉体的・精神的苦痛を与えることです。どんな職業でも起こる可能性はありますが、薬剤師の場合はどんなパターンがあるのでしょうか?
患者さんの前で怒鳴る
上司が部下の教育をすることは大切ですが、中には指導の範疇を超え感情をぶつける人もいます。特に患者さんの前で怒鳴るような場合は要注意。個人で注意すればいいものをわざわざ第三者の前で怒鳴るのは、適切な教育とは言えません。もちろん、患者さんから見ても、怒号が飛び交う調剤薬局や病院に良いイメージは持たないでしょう。
無理な業務量を押し付ける
調剤薬局の中には、薬剤師が数人しかいないケースもあります。業務量に見合った人数であれば問題ないのですが、採用できない、すぐに辞めてしまって人がいない、コストを削減したいといった理由で薬剤師が足りていない場合は問題です。この場合、少ない人数でなんとかしようと、1人1人の薬剤師に膨大な業務を押し付ける事態になりかねません。
忙しい時期や時間帯があるのは仕方ないことですが、明らかに無理な業務量を指示するのは立派なパワハラと言えます。
仕事を教えない
新人なのに仕事を教えない、または与えないのもパワハラの一種です。薬剤師免許を持っていてもすぐに仕事を行えるわけではありません。しかし、小規模な病院や調剤薬局の中には、研修制度がなく入社していきなり現場に放り込んだり人員不足から十分な教育を行えなかったりするケースもあります。忙しすぎるもの困りますが、何をしていいか分からない、やることがないという状況も大きなストレスになりますよね。
他職種からのパワハラ
病院に勤務する場合、医師や看護師、栄養士など他の職種と協力して業務をこなさなければなりません。そのため、自分より経験の長い他職種の人から、高圧的な態度を取られたり一方的に業務を頼まれたりするケースもあるようです。この場合、相手が他の部署に所属しているため上司に相談しても解決に至るとは限りません。専門性や立場が違うため、個人の問題ではなく職場全体で改善に努める必要があるでしょう。
薬剤師がパワハラを受けたときの対処法
パワハラで辛い思いをしても、今後の仕事や人間関係が心配でぐっと我慢してしまう人も多いのではないでしょうか?しかし、薬剤師に限らずパワハラは許されることではありません。では、パワハラを受けたとき、どんな対処法をすれば良いのでしょうか?
パワハラの内容を記録しておく
自分がパワハラを受けたとき、またはパワハラ現場を目撃したときは、いつ、誰に、何をされたのかを明確に記録しておきましょう。メモを取るのも良いですが、可能ならば録音しておくことをおすすめします。
記録を残しておけば、冷静に自分の状況を見ることができますし、後で誰かに相談するときに証拠として役立つでしょう。
上司や人事部に相談する
パワハラの内容を記録したら、それを持って上司や人事部に相談してみましょう。相手が先輩や同僚の場合は上司、上司本人からパワハラを受けている場合や他の部署も絡んでくる場合は人事部が良いでしょう。
パワハラの実態を報告することで、上司や人事部から注意してくれる場合もありますし、必要であれば担当業務の変更や異動を検討してくれるかもしれません。パワハラは自分の力だけで解決できる問題ではないので、心身の健康に影響を及ぼさないよう、早めに相談を持ちかけましょう。
外部機関に相談する
上司や人事部に相談しても解決しない、職場の人には言いづらいという場合は、外部の機関に相談するという方法もあります。以下のような専門機関に相談すれば、労働問題やパワハラの専門家から適切なアドバイスを受けられます。「これはパワハラにあたるのか?」「どんな解決法があるのか?」といった相談をしたい人にもおすすめです。
・厚生労働省 総合労働相談コーナー:
・NPO法人 労働相談センター:
・こころの耳:
・労務省 みんなの人権110番:
本当にキツイと感じたら無理せず転職も検討!
薬剤師は比較的労働環境が良いというイメージがありますが、実際にはパワハラで辛い思いをしている人もいるでしょう。しかし、我慢して続けていると心身の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。この記事では薬剤師に起こり得るパワハラ事例と対処法を紹介しましたが、本当にキツイと感じたら無理をせずに転職も検討しましょう。
薬剤師として転職するのも良いですし、他の職種にチャレンジするという選択肢もあります。これまでの経験に自信を持ち、前向きな気持ちで転職に臨みましょう。
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