薬剤師は残業が当たり前?プライベートを充実させるための方法とは?

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薬剤師の仕事の悩みに「残業の多さ」が挙げられます。働き方改革の影響によって残業時間は減りつつありますが、それでもなかなか改善されない職場もあるでしょう。

この記事では、残業の多さで悩む薬剤師に向けて、薬剤師の残業事情とプライベートを充実させるための方法について紹介します。

 

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薬剤師の残業事情は?

薬剤師は、比較的働きやすいというイメージを持たれがちですが、実際はどうなのでしょうか?ここではまず、薬剤師の平均残業時間や残業の理由について説明します。

平均残業時間

厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師や他の従事者の平均残業時間と平均年収は次のようになっています。

平均残業時間/月平均年収
薬剤師10時間約544万円
看護師7時間約478万円
臨床検査技師12時間約468万円
理学療法士、作業療法士6時間約405万円

薬剤師の1カ月間の平均残業時間は10時間となっており、他の医療従事者と比べて特段多いわけではありません。むしろ平均年収を考慮すると恵まれた方だと言えます。

しかし、実際は職場によって労働環境に差があり、中にはサービス残業が常態化しているような職場も存在します。

たとえば、製薬会社や調剤薬局に勤務する薬剤師は残業が多い傾向があります。また、病院勤務でも多くの病棟を担当している場合は、定時に帰ることは難しいでしょう。

参考元:厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」・https://www.mhlw.go.jp/toukei/youran/roudou-nenpou2017/03.html

残業の原因

薬剤師は、勤務先や時期によっては残業が長くなりがちです。その原因には以下のようなことが挙げられます。

  • 製薬会社:特にMRの残業時間が長い傾向。訪問先の朝礼に参加するなど出社時間も早くなりがち。ドクターとの面会や勉強会、講演会、プレゼンの準備など業務量が非常に多い。
  • 調剤薬局:人手不足の職場ほど残業は長くなりがち。特に体調を崩しやすい季節や花粉症の季節は、来客数が増えるため薬歴の記載に時間がかかる。
  • 病院:院内処方が多い病院では、担当病棟が多いと残業が発生する。緊急入院対応やカンファレンスなど病院ならではの業務のほか、学会発表や治験業務なども残業の原因になる。

薬剤師の仕事内容は職場によって少しずつ異なるため、残業の原因も上記のようにさまざまです。

プライベートを充実させるための方法

職場や時期によっては残業が多くなりがちな薬剤師。忙しい日々が続くとストレスがたまったりプライベートにも影響を与えたりしますよね。そこで次に、残業が多い薬剤師がプライベートを充実させるための方法を紹介します。

残業代を請求する

薬剤師が働く職場の中には、残業代が出ない、つまりサービス残業が常態化しているケースもあります。残業時間が多いだけでも辛いのに、残業代が出ないとさらにモチベーションが下がってしまいますよね。

残業代の未払いは、労働基準法により禁止されています。もし現在残業代が正しく支払われていないのであれば、勤務先の法律違反なので堂々を請求しましょう。労働時間に見合った収入を得られれば、プライベートの充実につながるでしょう。

個人のスキルを上げる

業務を早くこなすことができればその分労働時間も短くなるため、個人のスキルを上げることも大切です。たとえば、薬歴記入に時間がかかる場合は、タイピング速度やソフトの使用スキルを上げるだけでも時間短縮につながります。

また、業務ルールや備品の場所を覚えることも大切です。経験が浅い人やスキル不足を感じている人は、まず個人のスキルアップを目指しましょう。

仕事の取り組み方を改善する

残業が常態化している職場では、無駄なルーティーン業務が多かったり、残業が当たり前の風土だったりと、個人の努力では解決が難しい場合も多いです。この場合、プライベートを充実させるには、職場全体としての業務改善や意識改革が必要になります。

具体的には、新しいソフトを導入する、ルーティーン業務を見直す、残業時間を正確に記録して現状把握するといった工夫が必要です。1人では難しいので、他のスタッフに提案し職場全体で仕事の取り組み方を改善しましょう。

上司や責任者に相談し人員を増やしてもらう

業務量に対して明らかに人員が足りていない場合は、スキルアップや業務改善だけで何とかなる問題ではありません。人手不足は管理する側の問題でもあるため、可能であれば上司や責任者に相談して人員を増やしてもらいましょう。また、人員の確保が難しいのであれば、AIや機械の導入を提案しても良いでしょう。

本当にキツイと感じたら無理をせずに転職も検討!

薬剤師は職場や時期によっては残業時間が多くなりがちです。この記事では薬剤師の残業事情やプライベートを充実させる方法を紹介しましたが、本当にキツイと感じたら無理をせず転職も検討しましょう。

たとえば、同じ薬剤師でも医薬品卸売企業や小規模な病院に勤務する場合は、残業時間が比較的少ないです。職場を変えれば解決できそうな場合は、薬剤師資格を活かしながら自分に合った職場を探しましょう。また、薬剤師だけにとらわれず他の業界・職種を視野に入れるのもおすすめです。

充実したプライベートを実現するために、前向きに転職活動の準備を始めましょう。

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