看護師の資格があるけれど、何歳まで、どのような職場で働けるのだろうと悩んでいる方はいらっしゃいませんか?
この記事では、看護師の定年の実態や定年後の職場についてご紹介します。年齢を重ねても看護師としての自分らしい働き方を見つけて、長く社会で活躍していきませんか?
今から看護師を目指したい!という方は以下をご覧ください。
看護師の資格とは?資格の取り方から仕事内容・年収、やりがい等を簡単に解説!
看護師の一般的な定年は何歳まで
高齢の域に入ってきた看護師の方の中には、看護学校や大学を卒業してから常に第一線で活躍してきたという方も多いのではないでしょうか。
「人生100年時代」「一億総活躍社会」などとうたわれる現代では、熟年世代でも社会に出て仕事を続けることが当たり前の世の中になってきています。
いつの時代も需要が途切れず、社会への貢献度も高い看護師というお仕事。定年の実態は、いったいどのようになっているのでしょうか。
これからの将来設計を考える上でも、いまのうちから知識を得て、働き方の計画を立てていきましょう。
看護師の定年は、勤め先の規定による
看護師の定年は、雇用先の勤務規定によります。
正規職員として勤務しているのであれば60~65歳など、公立の病院であれば公務員の扱いに準じて定年となる年齢が決まります。
非常勤や期限付きでの雇用であれば、定められた期限で退職することになるので、ほぼ一般企業の定年の在り方と差はありません。
厚生年金の受給開始年齢は現在段階的に引き上げられており、2013年度の年金制度の改正で、男性は1961(昭和34)年4月2日生まれ以降、女性は1966(昭和41)年4月2日生まれ以降の方は65歳からとなっています。できれば長く働き、安定して収入を得たいと考える看護師の方も少なくないでしょう。
看護師の平均年齢は?
人事院が毎年まとめている統計のひとつに「職種別民間給与実態調査」というものがあります。この調査では、各職種別の平均年齢も割り出されるのですが、2018年の調査による医療従事者の平均年齢は以下のとおりとなっています。
・看護師の平均年齢:39.1歳
・准看護師の平均年齢:45.8歳
・看護師長(看護師・准看護師の部下が5人以上)の平均年齢:48.5歳
・総看護師長(看護師長の部下が5人以上)の平均年齢:55.5歳
という結果でした。
平均年齢から読み取れるのは、看護師という資格をお持ちの方は、仮に結婚や出産を機に一度退職をすることはあっても、ある程度家庭が落ちつき時間ができてから復職したり、勤務を続けることで看護師長や総看護師長など現場のトップとしてキャリアアップされたりと、職場環境によっては比較的長く勤めることができる職業ということではないでしょうか。
参考:看護職員の現状と推移
定年後も続けられる病院はあるの?
看護師は職場が定める定年を超えても、勤務することができるのでしょうか。
実は、看護師という資格があれば定年後も働ける医療機関が比較的多く存在し、高齢でも応募できる求人があることがわかっています。
どのように勤務先を確保できるのか、その実態を調査しました。
勤務先と定年後も働きたい旨の交渉を行う
たとえば一般企業には、定年を迎えたあとも勤務を継続できる「再雇用」という制度があります。
看護師として皆さんが働いている病院や介護施設、クリニックでも、同様に再雇用制度を導入している場合があり、雇用形態によっては同じ職場で働き続けることができるかもしれません。
もしも「今のまま勤務を継続したい」という希望がある場合は、ぜひ職場の上司に相談し、勤務時間や給与について希望を伝えつつ交渉してみましょう。
新たな職場を見つけるという方法も
看護師のみなさんの中には「今在籍している医療機関ではなかなか思うような働き方ができない」という方もいらっしゃるかもしれません。そのような場合は、希望する働き方が可能な職場を新たに見つけるという方法もあります。
職場環境を変えることで、気の合う同僚を新しく見つけたり、家族との時間がより確保できたりする場合もあります。
老齢となってからも続けられる趣味を新たに始めてみるのも、人生に彩りを添えてくれるかもしれませんね。
高齢での転職も可能なの?
定年を間近にしている看護師の方の中には、50代後半にさしかかるという方もいらっしゃるでしょう。熟年世代になってからでも、看護師の転職は可能なのでしょうか。
転職サイトや看護師専門の求人サイトには、実は高齢の看護師さんを対象にした求人も多く存在します。
このようなサイトでは、福利厚生や勤務形態が希望に沿うか判断したり、各社の情報を見比べながら新たな職場を検討したりすることが可能です。
求人サイトをのぞいてみると、以下のような高齢者向けの働き先があります。
高齢の方の働き方
高齢の看護師として働いている方の中には、健診センターや介護施設などで看護師として勤務を継続するパターンも多いようです。
仕事の内容は、ショートステイの施設であれば入居者の健康管理、服薬管理、経管栄養などの医療処置、健診センターでは問診票チェックや各種健診の対応を行います。
いずれも正社員としての求人で、賞与や退職金なども充実しています。
どういう病院がおすすめ?
一番におすすめしたいのは、希望に合った働き方が可能な病院です。
正社員を希望していても福利厚生が手厚くなかったり、激務だったりすると身体を壊す心配も出てきます。
できれば、勤務時間や正規職員・非常勤といった雇用形態の希望、介護などによる休暇制度の有無など、ご自身のワークライフバランスをかなえられる病院を探しましょう。
また、職場環境も大切な判断材料となります。
できれば転職サイトなどで口コミの評価を探したり、実際に病院に行って院内の雰囲気を探ったりし、「こんなはずではなかった」という失敗をあらかじめ防げるような対応をしておくとベターです。
働けるかも!と思ったらまずは相談してみましょう
看護師という尊い資格をお持ちなら、ぜひあなたのその力を求めている職場で活かしてください。
高齢化社会の現在、介護施設でも企業内のクリニックや保育施設などでもベテラン看護師さんの力を必要としている場所が多く存在しています。
困ったときには転職サイトなどもインターネットでチェックしながら、ぜひあなたらしい働き方がかなう職場を探してみませんか?
熟練世代の看護師の方々が多く活躍している職場が用意されていますよ。
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