生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴とは?成長の状況や育児の悩み・対策を解説!

生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴とは?成長の状況や育児の悩み・対策を解説!子育て
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生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴

生後1ヶ月の赤ちゃんの特徴

出典:https://www.happy-bears.com/

だいぶママのお腹以外の世界にも慣れた赤ちゃん。ママは出産後の身体の痛みも少し落ち着いてくる頃ではないでしょうか。

生後1カ月を迎えた赤ちゃんは、うまれてすぐに比べてどの程度成長していくのでしょう。各項目にわけてご紹介します。

体重、身長の平均

妊娠後に交付される母子手帳にある成長曲線によると、生後1カ月の女の子と男の子は以下のような体重、身長にまで成長します。平均値で見ていきましょう。

生後1カ月の男の子の場合

体重:約4.4キログラム
身長:約54センチメートル

生後1カ月の女の子の場合

体重:約4キログラム
身長:約53センチメートル

成長には個人差があるものですが、男の子の場合の体重は、生後間もなくから約1.5キログラム近く、女の子の場合は約1.3キログラム近く重くなります。

対して身長は、男の子、女の子ともに1~5センチぐらい生まれたときよりも大きくなるようです。

首すわり

生後間もない時期に比べて、だいぶ身体がふっくらとしてくる生後1カ月の頃は、徐々に首がすわりはじめ、左右に頭を動かせるようになる赤ちゃんも出てきます。
ただ、まだママやパパが赤ちゃんの首をそっと支えてあげないと心もとない時期でもあります。

赤ちゃんの首がグラグラしてしまわないように、様子をみながらやさしく支えてあげてください。

視力

この頃の赤ちゃんは、だいぶ視力がついてきます。といっても30センチメートルほどの距離にあるものが見える程度で、まだ色の区別などがつきません。生後間もなくの時期と同様で、赤や青、白黒などのコントラストのはっきりしたものが見えやすいようです。

小さい赤ちゃん専用のおもちゃなどには、視力の特徴を考慮した赤と黒の色の組み合わせのものが多いことも、うなずけますね。
いろいろなおもちゃを使って、赤ちゃんのそばで見せてあげると注意を向けるようになるでしょう。

聴覚

生後1カ月程度の赤ちゃんには、メリーなどから出てくる音楽にじっと耳を傾けるようなしぐさも見られます。
音のするおもちゃにも興味を示しますので、やさしい音の鳴る小さな赤ちゃん用のおもちゃを買い足してもいいかもしれません。

同時にママやパパの声も赤ちゃんにきちんと届いています。たくさん声をかけ、あやしてあげてください。

言葉

まだまだお話ができない時期ですが、生後1カ月にもなると泣き方で何を要求しているのか意思表示ができるようになってきます。

お腹がすいたとき、甘えたいときできっと泣き声が違うことにママやパパも気づく頃ではないでしょうか。

一昔前は、あまり抱っこをすると抱きぐせがつくと言われたものですが、抱きぐせの心配はないと今の世の中では認識されています。

ぜひ赤ちゃんが納得するまで抱っこして、気持ちを安心させてあげましょう。

授乳

赤ちゃんは生後1カ月を迎えたあたりから、口の周りの筋肉もだいぶ発達して吸う力が増していきます。一度に飲める母乳やミルクの量も増えて満腹感を覚えるためか、赤ちゃんの授乳感覚が少しずつ空き始めます。
5回に1度くらいは、1~3時間まとめて寝てくれることも。
この間に好きなことをやったり、身体を休ませたりしてママも自分自身をいたわってください。

 

1カ月健診でOKが出たらお散歩も始められる

1カ月健診で母子ともに回復や成長が順調と認められれば、少しずつお外にも出られるようになります。

はじめは近くを軽くお散歩したり、玄関先で外気浴をしたりすることからはじめ、徐々に距離をのばしてみては。ママも赤ちゃんもリフレッシュできますよ。

生後1ヶ月の赤ちゃんの育児の悩みと対策

生後1ヶ月の赤ちゃんの育児の悩みと対策

出典:https://hoplus.jp/

この時期の赤ちゃんのお世話でママやパパが抱えやすい悩みはどのようなことなのでしょうか。実態とともにその対策をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

おっぱいやミルク

少しずつ授乳の間隔が空き始める時期ではありますが、それでもまだまだリズムが整いません。このためママは昼夜問わず赤ちゃんに付き合うことになります。少しずつ慣れてくる時期とはいえ、やはり寝不足は辛いことに変わりありません。

ここで試したいのが、夜だけはミルクにしてパパに手伝ってもらうこと。
おっぱいやミルクを飲む力がついた赤ちゃんは、満腹を覚えてくると少しの時間はまとめて寝るようになります。
夜だけでも別の人に変わってもらって、少しの時間でもママは身体を休めませんか?

排せつ

「飲むと出る」のが赤ちゃんの排せつの基本です。おっぱいやミルクを飲む量が増えるのでウンチやおしっこの量もだんだん増えていきます。
そろそろSサイズのおむつに移行して、後ろもれや横もれなどを防ぎましょう。赤ちゃんの成長の度合いもまちまちなので、身体の大きさによりフィットするおむつを使ってあげてください。

睡眠

生後1カ月くらいの赤ちゃんは、授乳同様で睡眠のリズムがまだ整わない時期です。
個性も出てくるため、良く寝る子、あまりまとめて寝ない子、抱っこでなければ寝ない子などもあって、ママやパパは振り回されてしまうかもしれません。

自然と昼夜の区別もつき、お布団でまとめて寝てくれるようになるのはもう少し先です。
赤ちゃんがどうやれば安心して寝てくれるのか、ママやパパも試行錯誤の連続となりますが、相手をいたわりあって、交代しながらなんとか乗り切りましょう。

お風呂

1カ月健診でOKが出ると、沐浴を卒業して大人と同じお風呂に入れるようになります。

まだふにゃふにゃの赤ちゃんを抱えてお風呂に入るのは緊張しますが、しっかり抱っこしてゆっくり湯船につかってみてください。
このとき、沐浴と同じくらいの湯温を意識することを忘れずにします。また、ママやパパの身体を密着させることで安心感を与えながらササっと洗ってあげられるといいでしょう。

初めての大きな湯船に驚いて赤ちゃんが泣いてしまっても、慌てなくて大丈夫です。
「お風呂は気持ちいいもの」ということを教えてあげながら、親子の入浴に慣れていきましょう。

外出

外出がOKになると、行動範囲も広がります。
少し気になるのがどのようなグッズを使って、何を持って出かければいいかという点かもしれません。

まずあると便利なのは、赤ちゃんが親の身体に密着することで安心できる前抱き用の抱っこひもですが、外出時にいきなり使うのでは赤ちゃんもママやパパもドキドキしてしまうはずです。
スリングや横抱き用の抱っこひもを使う場合でも、学ばなければいけないのは正しい装着の方法です。必ず事前に練習してから、赤ちゃんを抱っこしてあげてください。

また、外出先ですぐに必要になるのがおむつや授乳グッズでしょう。

両手が空くタイプの大きめのバッグを用意するか、哺乳瓶やお湯を入れるポットを収納しやすいマザーズバッグ・リュックを探すと、ポケットの数や大きさの工夫があったり、はっ水加工などが施されていたりして大変便利です。

お気に入りの外出ギアを見つけて、赤ちゃんと快適にお出かけしましょう。

乳児健診と予防接種

赤ちゃんの健診ですが、多くの自治体では生後1カ月のあと3カ月時まで空くことが多いようです。

その間に成長のことなどで気にかかることがあれば、かかりつけの小児科や、ショッピングモールなどで行われている育児相談、子育て支援センターの保健師さんなどを訪ねましょう。
これは、毎日のお世話に疲れているママの大きな助けにもなります。少しでも子育てのエキスパートと会話することで、育児に自信が持てたり迷いから解放されたりします。

ぜひ活用してみてください。

この時期、まだ予防接種は始まりませんが、生後2~3カ月くらいから打てるワクチンが出てきます。
ヒブや肺炎球菌、4種混合やBCG、ロタワクチンなど、今の時期から予定を少しずつ立てておくとスムーズに予防接種を進めることができます。

お産で入院していた病院からスケジュールをもらったり、健診会場でもお話があったりすると思いますので、心積もりだけはしておくことをおすすめします。

睡眠

生後1カ月くらいになると、だいぶ子どものいる生活にも慣れてきますが、まだまだ対応しきれないというママもいらっしゃるかもしれません。
そのようなときはぜひ辛い気持ちを一人で抱え込まないで、パパや親族、産院の先生や助産師さんへ相談しましょう。

また、授乳時に赤ちゃんが歯ぐきでかむことで乳首が切れることも想定されたり、乳腺炎を起こしたりして、ママは新たな身体のダメージを受けることも予想されます。
痛みがあるときにはなるべく無理をして授乳せず、哺乳瓶で母乳をあげてみたり、母乳外来でマッサージしてもらったりするなど早めに対策を講じましょう。

ママが熱を出したり、体調不良に陥ったりすることは赤ちゃんを悲しませることにもつながります。
早め早めのケアで、ママはなるべく笑顔で過ごせるといいですね。

だんだん表情が出てくる赤ちゃんとの時間を大切に!

生まれてすぐの頃よりも、身体も表情も変化がみられる生後1カ月の時期。赤ちゃんはどんどんと大きくなる一方です。

毎日のお世話は大変でも、赤ちゃんはママやパパの一生懸命な姿にきっといろいろな形でお返事するようになっていきます。

泣き方の違いや好きな抱っこの向きも、少しずつわかってくるのではないでしょうか。

ぜひご紹介した赤ちゃんの特徴や抱えそうな育児の悩みを知って、臨機応変に対応していきましょう。
声をあげて赤ちゃんが笑う時期は、もうすぐそこまできていますよ。