特別な資格がなくても、未経験でも働けることが魅力の歯科助手のお仕事。
そんな歯科助手の仕事に興味を持っている方の中には「歯科助手ってどんな働き方をするんだろう?」「本当に未経験でも勤まるのかな…」と不安を感じている方も多いでしょう。
今回は「雇用形態」や「職場の種類」「勤務時間」など、歯科助手の働き方についてわかりやすくまとめていきます。歯科助手への就職・転職を考えている方はぜひ参考にしてくださいね!
今から歯科助手を目指したい!という方は、以下をご覧ください。
歯科助手の資格とは?資格の取り方から仕事内容・年収、やりがい等を簡単に解説!
歯科助手の働き方は様々
一口に歯科助手といっても、雇用形態や勤務先の方針によって働き方は様々です。
例えば、毎日しっかり働いてたくさんお金を稼ぎたいという方は、正社員で週5日、1日8時間勤務で働くことが多いでしょう。
一方、子供の世話や家事の隙間時間を活かしたいという方は、シフト制のパートタイマーとして限られた曜日、時間帯のみ働くことも可能です。
歯科助手の勤務時間や働き方は、勤務先の院長の方針によっても大きく異なりますので、面接時に雇用条件をよく確認しておきましょう。
現在、日本全国には68,000軒以上の歯科医院があり、その数はコンビニエンスストアよりも多くなっています。歯科助手の求人も多くあり、あなたの希望に合った雇用条件の職場を見つけやすくなっていますよ!
雇用形態の違い
次に、歯科助手の雇用形態についてもっと詳しく見ていきましょう。
正社員
実は、歯科助手の業務内容は正社員とパートスタッフで大きな差はありません。
正社員の歯科助手として働くメリットは、なんといっても安定した給与や賞与が得られることでしょう。パートスタッフと比較して、社会保険など待遇面においても良い条件で働けることが多いです。
ただし、急な来客などやむを得ない時間外業務が発生した際は、正社員の歯科助手が残業で対応しなければならない点がデメリットといえます。
また、歯科助手の仕事はアルバイトやパートスタッフが行うことも多く、正社員の雇用は減少傾向にあります。
パート勤務
パートタイマーの歯科助手として働くメリットは、決められた曜日、決められた時間内で都合に合わせて勤務しやすいことです。
資格や経験がなくても応募できるので、歯科衛生士志望の学生や、子育てが落ち着いてきた主婦の方も挑戦しやすい仕事といえるでしょう。
ただし、自分の都合に合わせやすい分、待遇や給与では正社員に及ばないことが多いです。また未経験の場合、はじめは器具の名前や専門用語、仕事の流れを覚えるのが少し大変かもしれません。
職場の種類
近年、歯科医院の多様化により、歯科助手の活躍の場も広がりつつあります。ここでは、歯科助手の職場の種類について詳しく見ていきましょう。
一般歯科
一般歯科は、虫歯や歯周病を治療するための歯科医院のことです。多くの人が歯科と言われてイメージするのが、この一般歯科でしょう。一般歯科は日本全国に数多く存在するため、歯科助手の募集も多く、家の近場や希望する地域で仕事を得やすいといえます。
小児歯科
小児歯科は、その名の通り赤ちゃんから小学生くらいまでの子供を中心に予防・治療・指導を行う歯科医院です。院内にキッズルームなどを設けていることが特徴で、特に赤ちゃんや子供の相手をするのが得意な方に向いているでしょう。
矯正歯科
矯正歯科は、ワイヤーなどの器具を使用した歯列矯正を専門とする歯科医院です。ひとつの歯科医院が、一般歯科と矯正歯科の両方を診療科目として掲げている場合もあります。
予防歯科
予防歯科は、一般歯科のように虫歯になった箇所を削ってつめるのではなく、虫歯や歯周病が発生する前の予防に重点を置いて処置・指導を行う歯科医院です。診療も、口内の定期検診やクリーニングといった予防のための処置が中心となります。
インプラント歯科
インプラント歯科は、歯を失ってしまった場所に人工の歯根と歯を埋め込むインプラント治療に特化した歯科医院です。永久歯を失った際、従来はブリッジや入れ歯といった方法で処置が行われていましたが、近年ではインプラント治療を選択する方が増えています。
審美歯科
審美歯科は、虫歯や歯周病の治療といった機能面でのケアに加え、歯の白さや歯並びといった「美しさ」にもこだわりを持つ歯科医院のことをいいます。審美歯科では、美容を目的とした保険適用外の処置を行う機会が多いのが特徴です。
大学病院・総合病院
歯科助手は、大学病院や総合病院といった大きな病院で補助業務を行うこともあります。大きな病院では、手術前の患者さんの口腔衛生や口腔清掃の補助、入院患者さんの口腔ケア、口腔外科の診療補助といった業務に従事することが多いです。
勤務時間、残業、休日、1日のスケジュールは?
最後に、歯科助手の具体的な勤務時間やお休みの取り方、1日のスケジュールについて見ていきましょう。
勤務時間は?
歯科助手の勤務時間は、フルタイムであれば勤務先の歯科医院の診療時間内とその前後1時間程度です。
歯科医院では午前診療と午後診療の間に休診時間があるため、職場によっては1日の拘束時間が長くなることがあります。
アルバイトやパートタイマーの場合は、午前のみや午後のみなどシフト制で働く方が多いです。
残業は多い?
歯科医院では予約診療が中心となるため、長時間の残業は発生しにくいといえます。ただし、歯科助手の仕事量や残業の有無は勤務先の医院により異なりますので、実際に就職・転職する前によく確認しておきましょう。
休日は?
歯科助手の休日は、基本的に歯科医院の休診日と同じです。そのため水曜日または木曜日の午後、日曜日、祝日などがお休みになることが多いでしょう。
しかし最近は、仕事で平日に通えない患者さんのために休日診療を行う歯科医院も増えています。必ず希望の就職先の診療日や勤務規定を確認しておきましょう。
1日のスケジュールは?
歯科助手の1日のスケジュールの一例をご紹介します。
8:30 出勤・診療の準備
9:00 午前診療開始
12:00 午前診療終了後、60~90分程度の休憩
14:00 午後診療開始
18:00 午後診療終了・片付け
19:00 退勤
フルタイムの場合は、上記のようなスケジュールで勤務することが多いでしょう。パートタイマーの場合は、午前診療が終わったら退勤または午後から出勤といった働き方ができます。
自分に合う働き方を探すならまずは相談してみましょう
今回は、歯科助手の働き方についてまとめました。歯科助手は、雇用形態や勤務時間など都合に合わせて多様な働き方ができるお仕事です。また近年は、歯科医院の増加により希望する勤務形態・勤務地の求人を探しやすいというメリットもあります。
現在歯科助手として就職・転職を考えている方は、まずは信頼できる転職サイトに相談してみましょう。きっとあなたの希望に合った職場を見つけることができますよ!
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