さまざまな理由により日常生活が困難になった人の相談に応じ、助言や指導をする社会福祉士。非常に社会貢献度の高い仕事である一方で、「自分は社会福祉士に向いてない」「もう辞めたい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ここでは、そんな方にむけて、社会福祉士に向いていないと感じる悩みや向いている人の特徴を紹介します。
今から社会福祉士を目指したい!という方は以下をご覧ください。
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社会福祉士に向いてないと感じる5つの悩み
「この仕事は向いてないかも…」と感じるのは珍しいことではありませんが、社会福祉士の場合はどんな悩みからそう感じてしまうのでしょうか?
人との関わりが楽しくない
社会福祉士は、物や機械を相手にする仕事ではなく直接人と関わる仕事です。高齢者や障害者、低所得者、子どもなどさまざまな事情を抱えた人を対象とするため、より相手に寄り添った対応力が求められます。
最初から完璧な対応ができる人は少ないですが、そもそも人との関わりに楽しさを感じられない人もいるでしょう。また、最初は人が好きだったのに仕事を通して嫌いになってしまったというケースもあります。そうなると、やりがいを感じられずモチベーションの維持が難しくなります。
人から言われたことが気になる
相談業務を主とする社会福祉士は、相手の話にしっかりと耳を傾け受け止めることが大切です。しかし、中には深刻な悩みを抱えていたり理不尽なクレーム言われたりするケースもあります。相手の話に感情移入しすぎたり言われたことを全て真に受けたりすると、自分までネガティブな気持ちになってしまうでしょう。
思い通りに仕事が進まない
対象者が抱える問題には、「これが一番正しい」という明確な答えがあるとは限りません。何かを犠牲にしなければならない場合もあれば、人の感情に左右される場合、実践してみないと分からない場合もあるでしょう。
専門家として自分の意見や信念を持ことは大切ですが、思い通りに仕事が進まないことも想定しておかなければなりません。理屈の通らないことに強いストレスを感じる人は、向いてないと思ってしまうでしょう。
成果が分かりにくい
社会福祉士の仕事は専門知識が必要である一方で、必ずしも明確な成果が現れるとは限りません。相手のことを思って提案したサービスも、逆に反感を買う場合や解決までに長い時間を要する場合もあるでしょう。そのため、すぐに仕事の成果を実感したい人にとっては、やりがいを感じにくい仕事と言えます。
介護業務が苦手
主に相談業務を担当する社会福祉士ですが、業務の線引きが曖昧で専門外の仕事を任されることも少なくありません。特に介護施設では、食事や入浴、排せつなどの介助業務を担当するケースも多いです。実際に介護の現場で働くとなると、身体的負担や夜勤などが原因でストレスを感じる人もいるでしょう。
社会福祉士に向いている人の特徴
ここまで、社会福祉士に向いてないと感じる原因を解説しましたが、逆に向いているのはどんな人なのでしょうか?向いている人の特徴を知って、本当に自分が社会福祉士に向いていないのかをもう一度考えてみましょう。
奉仕の心がある
社会福祉士は、少子高齢化や児童虐待、いじめ、貧困などあらゆるジャンルの問題を扱います。これらの問題は単体で解決できるわけでなく、日本の社会全体と関わっています。また、中には明確な答えがないものや解決に長い時間を要するものもあります。
そのため、日本のさまざまな問題を良くしたい、時間がかかっても何とかしたいという奉仕の心がとても重要です。
傾聴力がある
社会福祉士は相談業務をメインとしているため、専門知識だけでなく、相手の話にしっかりと耳を傾け受け入れる力が求められます。というのも、相手を安心させ話を聞き出すことが問題解決の第一歩だからです。
中には自分を見失っている人や支離滅裂な話をする人、攻撃的な態度をとる人もいるかもしれませんが、どんな相手であっても親身になって聞く姿勢が大切です。
柔軟な対応ができる
相談業務の中には、一筋縄では解決できないことや、自分が提案したことに相談者が納得しないこともあります。そんなとき、「これが一番良いのに」「専門家としてこれは譲れない」とこだわりを持ちすぎるとうまくいきません。
自分の意見や信念を持つことは大切ですが、相手の心情やそのときの状況に応じて柔軟に対応することも必要です。
忍耐力がある
社会福祉士の仕事は、頑張った分だけ結果が得られるとは限りません。どんなに専門知識を駆使してもなかなか解決できないこともあるでしょう。そのため、難しい問題であっても決して投げ出さず忍耐力を持って対応できる人が向いています。
本当にキツイと感じたら無理せず転職も検討!
社会福祉士の中には、人との関わり方や仕事内容、解決の難しさから向いてないと感じる人もいます。ここでは、向いてない人の悩みや向いている人の特徴を紹介しましたが、改めて「自分は社会福祉士に向いてない」と感じた場合は無理をせずに転職も検討しましょう。
社会福祉士には、高齢者向け施設や障害者福祉施設、医療機関、行政施設などさまざまな活躍の場があります。職場を変えれば続けられそうな場合は、社会福祉士としての転職がおすすめ。それでも解決が難しい場合は、社会福祉士以外の職種も視野に入れましょう。
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