精神保健福祉士、介護福祉士と並んで福祉系三大国家資格(三福祉士)と呼ばれる社会福祉士。比較的働きやすいと言われている資格のひとつですが、実際には残業が多い、業務量が多すぎると悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、社会福祉士の残業事情や残業が多いときの対処法を紹介します。「残業が多くて辞めたい!」と思っている社会福祉士の方はぜひ参考にしてくださいね。
今から社会福祉士を目指したい!という方は以下をご覧ください。
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社会福祉士の残業事情
社会福祉士として忙しい毎日を送っていると、自分だけがこんな思いをしているのではないかと不安になることもあるでしょう。そこでまずは、社会福祉士の残業事情について紹介します。
比較的ワークライフバランスがとりやすい
社会福祉士は、さまざまなハンディキャップを持つ人に対して助言や指導、援助を行う職業です。施設利用者や訪問者からの相談に対応するのがメインであるため、基本的には勤務先施設の営業時間に合わせて働きます。
相談時間は1~2時間程度と大枠が決まっており、時間内に終わらなければ翌日以降に再度対応を行うため、一般的に残業はそこまで多くなりません。
施設によってはシフト制も
社会福祉士は勤施設の営業時間に合わせて働くため、8:00~17:00、9:00~18:00といったように勤務時間は固定的です。しかし、施設によっては早朝や夕方以降に相談対応することもあるため、シフト制が採用されている職場もあります。
休日については、土日祝日休みの職場もあれば、月~土曜日のどこか1日+日曜日の週休二日制の職場もあります。介護・医療業界の他職種と比べれば、比較的勤務時間が安定していると言えるでしょう。
介護業務を担当するケースも
社会福祉士は国家資格ですが、名称独占資格なので資格が無くても社会福祉士の業務を行えます。そのため、業務の線引きが曖昧で食事や入浴、排せつなどの介助業務を担当することも少なくありません。その場合は夜勤が発生したり、残業が多くなったりすることもあります。
また、「なんでも屋」「便利屋」のような扱いをされることも多く、誰でもできるような雑用や面倒な業務を任されることもあるでしょう。特に高齢者施設や障害者施設ではその傾向が強いため、施設によっては業務内容が非常に多くなり残業につながります。
月末・月初は忙しくなりがち
社会福祉士は相談対応だけでなく、行政機関や各施設との情報共有もしなければならないため、報告書作成が増える月末・月初は忙しくなりがちです。また、同じ理由で年度末や年度初めも業務量が増える傾向があります。特に人手不足を抱える介護業界では、専門外の業務も並行してこなさなければならないため、残業時間が増えることもあるでしょう。
残業が多いときの対処法は?
社会福祉士は勤務時間が安定していると説明しましたが、施設によっては専門外の業務を任され非常に忙しくなってしまうこともあります。残業が多くなると心身共にストレスがたまり、モチベーションが下がってしまいますよね。そこで次に、残業が多いときの対処法を紹介します。
職場内の人に相談する
最も手軽な方法としては、職場内の人に相談することです。同僚や年の近い先輩に相談するのも良いですし、上司や施設長に直接訴えるという方法もあります。場合によっては人材配置や担当業務を変更してくれるかもしれません。また、他の人に悩みを相談することで気持ちが整理されストレスが軽減する可能性もあります。1人で抱え込んでいてもなかなか解決できないため、まずは信頼できる人に相談してみましょう。
外部の機関に相談する
職場内の人に相談しても解決できない、または相談できる人がいない場合、外部の機関に相談するという方法もあります。身近な人よりも第三者の方が相談しやすい場合にもおすすめ。この場合、以下のような機関に連絡してみましょう。
・労働条件相談ほっとライン
・労働基準監督署
・総合労働相談コーナー
これらの機関では、残業をはじめとするさまざまな労働問題に関して専門的なアドバイスやサポートが受けられます。
業種を変える
現職での解決が難しい場合、思い切って転職も検討してみましょう。社会福祉士には介護施設や障害者施設のほかにも、医療機関や児童相談所、行政施設などさまざまな活躍の場があります。業種によって対象者や業務内容も異なるため、転職することで残業の悩みを解決できる可能性があります。
本当にキツイと感じたら無理せず転職も検討!
社会福祉士は比較的残業が少ないと言われていますが、業務内容に明確な線引きがないため、職場によっては非常に多くの業務をこなさなければなりません。ここでは残業が多いときの対処法を紹介しましたが、本当にキツイと感じたら無理をせずに転職も検討しましょう。
社会福祉士として他の施設・業種に転職するのも良いですし、未経験職種に挑戦するという選択肢もあります。長時間労働は心身の健康に影響を及ぼす可能性があるため、自分の身体を守るためにも前向きに転職を検討しましょう。
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