怒らない・叱らない子育て法の誤った解釈は危険!正しく理解し実践しましょう

怒らない・叱らない子育て法の誤った解釈は危険!正しく理解し実践しましょう子育て

毎日手探りで我が子の育て方を考えているママ。
育て方には正解がなく、悩み迷いながら育児をしているママはとても多いのではないでしょうか。

近年、そんなママの間で「怒らない・叱らない子育て法」が注目されています。

この怒らない・叱らない子育て法は子どもの自己肯定感を育み、自分を大切にできるというメリットがある一方で、ママ側の誤った解釈により子どもや周囲とのトラブルが多発しています。

子育てにはママ側の正しい理解、そしてママ自身のメンタルが重要です。
今回は「正しい怒らない・叱らない子育て法」について詳しくご紹介していきます。

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叱らない子育て法とは

叱らない子育て法とは

出典:https://woman.mynavi.jp/

叱らない子育てとは、「怒る・叱る」という手段を使わずに子どもを最善の方向へ導く子育て法です。

この子育て法を知るには、まず“怒ると叱るの違い”から理解しましょう!

“怒る”というのは育児において自分の感情を爆発させ、子どもを自分の意向に従わせるという意味があります。

そして“叱る”というのは、論理的に話を順序立てて説明し、子どもを正しい方向へ導くために指導・注意するという事です。

育児において「怒る」という行為は子どもを萎縮させ、自己肯定感を低下させるという事がわかっているため、「怒らない子育て」が必要であるとされてきました。
怒らない子育てというのはつまり「叱る子育て」である事が求められますが、今回ご紹介する“怒らない・叱らない子育て”というのは「叱るという手段を使わずして、子どもを正しい方向へ導く」ということなのです。

怒らない・叱らない子育て法の誤った解釈に注意しましょう

怒らない・叱らない子育て法と聞くと、「子どもが何かしても絶対に注意しない、叱らない」と言葉のそのままの意味で解釈してしまいがちです。
しかしこのような誤った解釈をしてしまうと、ママ友や周囲とのトラブルを招いてしまうこともあるので注意が必要です。

叱らない子育てというのは叱る・注意するという手段を使わない方法ではありますが、子どもが何をしても放置するというわけではないのです。
子どもが何をしても黙認している状況は、決して子どもにとって良い子育てとは言えませんし、周囲にとっても良い状況ではありませんよね。

“叱る・注意をする”という手段を使わなくなったとしても、本来の目的である「子どもを正しい道へ導く」という部分がなくなることはありません。
「叱るという手段を使わずに、子どもを諭す」というのが正しい叱らない子育てなのです。

叱らない子育て法の正しい方法

叱らない子育て法の正しい方法

出典:https://kosodate-march.jp/

叱らない子育て法とは「諭すことで子どもを正しい道へ導く」という事ではありますが、ある日突然実践できるものではありません。

まずはママ自身のメンタルが叱らない子育てができる状態であること、そして叱らない子育て法を実践できる環境を整えることが必要です。

怒りそうになったら「なぜ自分が怒っているか」を考える

ルールや規律がまだわからない子どもを育てていると、日常的にどうしても怒ってしまいそうになるシーンはありますよね。

叱らない子育て法において重要なのはやはりママのメンタルです。
その時は我慢できたとしても、自分の怒りの感情を押さえつけていると、いつかは爆発してしまいます。

そうならないように、まずは怒ってしまいそうになった時に「自分がなぜ怒っているのか」を考えましょう。紙に書き出してみても良いですね。

言う事を聞かないから、人に迷惑をかけるから、お友達を傷つけたから…本当にさまざまな理由があると思います。

なぜ怒っているのかを自分で分析できたら、その怒りの感情は押し込められる事なく消化できるのではないでしょうか。
そして怒っている理由がわかったら、なぜダメなのかを説明し諭すことで解決できないかを考えてみましょう。

日常的に子どもの「できた」を褒める

叱らない子育て法は、叱らないで良い状態を育てることからがスタートです。
ママは我が子を思うあまり、どうしても「できない」ばかりを重視してしまいがち。

子どもは叱られたら萎縮してしまいますし、叱られないためにはどうするべきなのかを大人が説明する事はとても難しく、子ども自身が見つけるのも非常に困難です。
そんな時には、子どもを日常的に褒めて「叱らない子育て法」が行いやすい環境を整えましょう。

褒められた経験により子どもは叱られないで良い方法を学び、その結果ママも子どもも叱らない子育て法を実践しやすい状態になっていきますよ♪

決して無理やり褒めたり、大げさに褒める必要はありません。

おもちゃを友達に貸せた時などに「おもちゃ貸してあげて偉いね、優しいね」など優しく声をかけてあげましょう。

危ない時と人に迷惑をかけた時は理由を言って指導する

子どもは危険なことや人に迷惑をかけるということがどういう事なのかまだわかりません。
そのため、育児をしているとハラハラしてしまうことも多々あるはずです。

もしも危ないことをした時、人に迷惑をかけた時には子どもに理由を説明しながら指導しましょう。
指導する時はその場ですぐに「なぜいけない事なのか」「それをした事で子ども自身がどうなるか」を説明し、説明した後子どもがちゃんとその状況を乗り切れた時にはしっかりと褒めてあげましょう。

子どもの気持ちに共感した上で質問する

子どもはママに自分の気持ちをわかってもらう事で自信がつき、心に余裕が持てることで自分自身で正しい判断ができるようになっていきます。
まずは子ども自身がなぜその行動・言動に至ったのかを考えてみましょう。
「どうして~しちゃったんだろう?」と子どもに質問してみても良いですね。

子どもの気持ちがわかったら、「~だったんだね。そうだよね。」と子どもの気持ちに寄り添い、共感する言葉をかけましょう。
その上で「じゃあ、こんな時は何て言うんだっけ?」「~はできるかな?」と質問に繋げます。

子どもだけに限りませんが、相手から押し付けられたことや自分の意に反することは気が進みませんよね。
ですが自分が選んだことならどうでしょうか?

「言ったことをなかなか聞いてくれない」と悩んでいるママはとても多いですが、叱らない子育て法はそんな悩みも軽くしてくれますよ♪

叱らない子育て実践方法

正解がなく、常に手探りの子育て。

だからこそ、急に子育ての方針を変えるというのはとても難しいものです。

今日からでも少しずつ叱らない子育て法を始められるように、普段の子どもの状態やその場の状況に応じて、以下を自分に置き換えて実践してみてくださいね♪

お友達のおもちゃを取ってしまった時

お友達のおもちゃを取ってしまった時

出典:https://iko-yo.net/

支援センターや公園で子どもを遊ばせていた時、子どもがAちゃんのおもちゃを取ってしまいました。
おもちゃを取られたAちゃんは大泣きしてしまいます。

このシーンでは、どのような「叱らない子育て法」が理想的でしょうか?

おもちゃを取ってしまった子どもの気持ちを汲んで謝る決断をさせる

この場合、「どうしておもちゃとったの!だめでしょ!」と怒ってしまいたくなりますが、まずはAちゃんやAちゃんのママに一言謝りましょう。

そして子どもの目を見て、「どうしておもちゃとっちゃったんだろう?」と聞いてみます。
おもちゃを取った理由を聞いたら「そうだね、このおもちゃが欲しかったんだよね。」と子どもの気持ちに寄り添います。

その後は「でも、急におもちゃ取られたら〇〇ちゃんも悲しいよね。おもちゃとっちゃったから、Aちゃん悲しい気持ちになっちゃったよ。そんな時は何て言うんだっけ?」と質問に繋げましょう。

そうする事で子どもの頭には「謝る」という選択肢がでてきます。
一緒に改めてAちゃんに謝り、謝ることが出来たら謝れたことをしっかりと褒めてあげましょう♪

電車内で子どもが騒ぎだした時

電車内で子どもが騒ぎだした時

出典:https://www.hachi8.me/

子どもとのお出かけのために電車を使って移動中。

最初は大人しくしていましたが、飽きてきて大きな声を出したり座っている座席を足で蹴り始めてしまいました。

このシーンでは、どのような「叱らない子育て法」が理想的でしょうか?

人に迷惑がかかる事を伝え子どもの気をそらす

周りの目が気になってついつい怒ってしまいたくなりますが、まずは子どもに「周りの人の迷惑になっちゃうよ」と説明し、「小さな声でママとおしゃべりできる?」というように質問してみましょう。

もしもここで「イヤだ!」と言われたら、「ねんねしてる時に大きな声したら〇〇ちゃんはイヤじゃない?」など質問してみましょう。

子どもが電車内で騒いでいる理由を考え、飽きが原因ならば「ずっと座ってて飽きちゃったんだよね」と子どもの気持ちに寄り添い、手遊びをしたり外の景色を一緒に見て「車がたくさん通ってるよ!」と話しかけてみたり気をそらします。

電車から降りたら「電車で静かにできて偉かったね」と褒めてあげることで、子どもは叱らなくても良い状態に向かっていきますよ♪

まとめ

叱らない子育て法は誤解が多い反面、正しく実践できれば子どももママ自身も非常に良い関係を築くことができます。

ママもママである以前に人間ですから、咄嗟に怒ってしまったり叱ってしまうことはあるはずです。

ですが、実際怒る行為は非常にエネルギーを使いますよね。

現代はストレスを多く抱えているママさんが多いため、怒って感情を出すことで一時はすっきりしますが、その後は疲労感と共に強い罪悪感を感じてしまっているケースは決して少なくありません。

叱らない子育ては、そんなママさんの怒りの原因を自分で消化することができる効果もあるので、とてもオススメです。

決して叱らない子育て法は難しくはありません。

子どもの気持ちに寄り添い、質問をし、「できた」を褒める。

ベースはこれだけで充分なのです。

 

子育てに悩んでいるママさんも、ぜひ今日から実践してみてくださいね!