ウェディングプランナーの身だしなみルールを知っておきましょう
結婚式場という華やかな舞台で活躍するウェディングプランナー。身だしなみについては厳しそうなイメージがありますが、職場によってはもちろん、仕事場によってもルールが異なります。そこで今回は、ウェディングプランナーが知っておきたい髪型や服装のルールを、おすすめのヘアスタイルやインナーと共にご紹介していきます。
ウェディングプランナーの髪型&髪色の決まり
ウェディングプランナーの髪型と髪色のルールは、勤める職場によって大きく変わります。ホテルや専門式場などグループ全体のイメージを大切にする職場は、「ダウンスタイルは禁止」「髪色はカラーチャートで〇トーンまで」など、厳しい規定を設けているところが多いですね。逆にゲストハウスやプロディース会社など、自由度の高い結婚式を扱う職場は、顧客にフレンドリーな印象を与えるためにあえて規定を緩くしている場合もあります。中には、「髪型も髪色も自由」という職場も。まずは勤務先の規則をしっかりと確認しましょう。
髪型の基本的なルールは?
職場によって異なるとはいえども、ウェディングプランナーとして現場に立つための基本的な髪型のマナーは覚えておきたいですよね。まずは髪型の基本的なルールをご紹介していきます。
ルール1.目にかかる前髪はNG
営業職に分類されるウェディングプランナー。顧客を獲得するためにも、式場のイメージアップのためにも、プランナーの第一印象が大事です。好印象を持ってもらうためには、アイコンタクトはとっても大切。そのため前髪が長く目にかかる髪型、顔を隠してしまうような髪型は避け、顔がすっきりと見えるヘアスタイルを心がけましょう。
ルール2.清潔感がある髪型に
結婚式場は飲食を扱う場でもあります。そのため清潔感があることはなによりも大切。お辞儀やうつむいた時に髪の毛が落ちてくることがないよう、ミディアムヘアやロングヘアの人は1つ結びやシニヨンヘアできっちりとまとめましょう。
ルール3.施工日は髪型が指定される場合も
式場の中には、普段の髪型は比較的自由で、施工日(結婚式本番のこと)は髪型が決まっているという職場もあります。1日の拘束時間が長く、飲食の場に出入りする施工日には、ひとつ結びや夜会巻き指定というところが多いようです。
髪色の基本的なルールは?
ウェディングプランナーの髪色で気をつけておきたいことは2点です。さっそく見ていきましょう。
ルール1.新郎新婦よりも目立たない
結婚式の主役はあくまで顧客である新郎新婦のお二人。プランナーは黒子に徹するのがプロの仕事なので、新郎新婦よりも目立つのはNGです。明るすぎる髪色や、奇抜な色は避けましょう。
ルール2.品格がある髪色を心がける
ウェディングプランナーは顧客となる新郎新婦だけでなくその親御さん、ゲストのみなさまと、老若男女問わず触れ合う機会があるお仕事です。どの年代の人にも不快な思いを与えないように「慶事」の場であることを意識して、職場の格にあわせた髪色を心がけましょう。
ヘアアクセサリーは目立たないものを選ぶ
使用できるヘアアクセサリーも職場によってルールが異なります。黒か茶のヘアゴムのみというところもあれば、シュシュやバレッタなどのヘアアクセサリーがOKなところも。基本的なルールとしては、やはり新郎新婦よりも目立つのはNG。キラキラや派手な色のデザインは避けて、黒や茶などマットなカラーのシンプルなものを身に着けましょう。
【レングス別】ウェディングプランナーに似合う旬なヘアスタイル9選
ウェディングプランナーは、プランナー自身のセンスを問われる仕事でもあります。そのためヘアスタイルも適度にトレンド感があることが大切。ここでは、レングス別にウェディングプランナーに似合う旬なヘアスタイルをご紹介します。
ショート&ショートボブ
ヘアスタイル1:できる女性を演出するアシメショート
エレガントなアシンメトリーバングのショートヘア。ボーイッシュになりがちなショートヘアも、襟足の髪を残すとぐっとフェミニンな雰囲気に。ダークトーンが映える斜め×重めの前髪が、デキる女性を演出してくれます。
ヘアスタイル2:清潔感がある大人可愛いショートボブ
耳をスッキリと出した清潔感のあるショートヘア。トップからおろした前髪が幼すぎず、大人可愛さを演出してくれます。軽やかでやわらかな雰囲気は、ダークトーンの髪にもぴったり。オフの日は大ぶりのイヤリングを合わせてコーディネートを楽しんで♡
ヘアスタイル3:ワンカールでトレンド感をプラス! 爽やかな大人ショートボブ
シースルーバング×ワンカールでトレンド感たっぷりなショートボブ。ボリュームをおさえて耳を出すことで、爽やかな大人のボブスタイルが完成します。デジタルパーマをかけておけば、乾かすだけでコテで巻いたようなニュアンスヘアに◎ 朝が忙しく、拘束時間が長いウェディングプランナーにぴったりです。
ミディアム&ミディアムボブ
ヘアスタイル4:毛先で遊べるミディアムボブ
イングラデーションカットで、内側に向けて角度をつけたミディアムボブ。見た目はワンレングスなのに毛先が軽いのが特徴です。毛先のみコテで外カールをつければクールに、内カールでフェミニンな印象に。気分や仕事内容に合わせてアレンジが楽しめます◎
ヘアスタイル5:アレンジもOK! 万能ミディアムボブ
どんな顔型・髪質の人にも似合う、オールラウンドなミディアムボブ。ワンカールのデジタルパーマでセットしやすく、やわらかな質感を出せるのが魅力です。適度な毛量を残しているので、きちんと感を出しつつアレンジが楽しめます。前髪をアップにしたポンパドールヘアや、耳元をすっきりと出したハーフアップなどにしてみるのはいかが?
ヘアスタイル6:小顔効果あり! ひし形ミディアムヘア
抜け感たっぷりのひし形のミディアムヘアは、品がありつつトレンド感もあるヘアスタイル。ダークトーンにしても重くなりすぎず、軽めの毛先でひとつ結びも楽ちんです。トップにボリュームを出すことで小顔効果もあるのがうれしいポイント♡ こちらもデジタルパーマをかけることで、朝のセットが驚くほど楽になりますよ♪
セミロング&ロング
ヘアスタイル7:ふわふわポニーが完成するウェービーなセミロングヘア
エアリーなウェーブが可愛らしいセミロングヘア。ひとつ結びでふわふわのポニーテールが完成します。透け感があるのに派手すぎない、絶妙カラーのラベンダーアッシュがとってもおしゃれ。髪色が自由という職場ならぜひ試してみたい絶妙カラーです。
ヘアスタイル8:大き目ウェーブで華やかなグラマラスロング
ふわふわなウェーブが目を惹くロングヘア。大き目のカールでひとつ結びでもとっても華やか。シニヨンヘアのアレンジも楽ちんです♪ オフの日には髪をおろして、グラマラスな大人カールで特別感のあるコーディネートを楽しんで。
ヘアスタイル9:誰からも愛される清楚系ストレートロング
老若男女問わず愛される、つやつやのストレートロングヘア♡ 顔周りの髪は段を入れて軽く、トップとサイドは段をいれず重めに残すことで、清楚な印象を与えてくれます。また、トップに毛量を残しているため、仕事中はきっちりとしたまとめ髪が作れるのもおすすめポイントです。
ウェディングプランナーの服装やメイクにも決まりがある?
ウェディングプランナーの服装はやはりスーツというところが一般的。スーツの下はブラウスか、カットソーを着用します。スーツは制服を支給されているところもあれば、自前で用意するところも。また、施工日はブラックスーツ指定。それ以外は自由という職場や、スーツではなくオフィスカジュアルOKというところも。髪型の規定と同じく、就職先の職場によって変わってきます。では、服装を選ぶ際にはどんなところに気を付けたらいいのでしょうか? 早速見ていきましょう。
勤務時の服装のポイントとNGなコーディネート
動きやすい服装を選ぶのがポイント
華やかで落ち着いた雰囲気のウェディングプランナーですが、実はかなり身体を動かす仕事です。特に施工日には、会場装飾のお手伝いや荷物を運搬したり、伝達や確認のために様々な部署を行ったり来たりします。そのため、スーツはパンツスーツがおすすめ。デザインも大事ですが、試着した上でフィット感を確認し、動きやすい服装を心がけましょう。
露出度が高い服装はNG
露出が多いとそれだけで品がない印象を与えてしまうため露出が多い服装はNG。スーツなら、インナーはモノクロ系カラーで、胸元が開き過ぎないものを選びましょう。オフィスカジュアルも露出がなく、ひざがしっかりと隠れるスカート、またはパンツスタイルがベストです。
仕事場による違いはあるの?
ウェディングプランナーの仕事場は、大きく分けて4種類あります。それぞれの仕事場の特徴によって、服装のルールも大きく異なります。種類ごとの服装の違いをチェックしておきましょう。
ホテル
高いホスピタリティと品格が求められるホテルの現場では制服がある場合が多く、服装の規定も特に厳しく定められています。またホテルは、ウェディングプランナーでも、仕事内容によって担当が分かれる分業制になっているという職場も。フェアやカウンター業務の新規予約係はスカート着用、顧客のプランニングや施工を担当する打ち合わせ係はパンツ着用と、同じ制服でも異なるスタイルの場合もあります。
専門式場
結婚式を行うための施設を複合して所有している専門式場。ホテル同様、グループ全体の品格が問われる専門式場は、やはり制服支給のところも多く、服装の規定も厳しいのが特徴です。
ゲストハウス
一軒家貸し切りやガーデンパーティなど、自由度の高いウェディングが叶う会場として魅力のゲストハウス。ホテルや専門式場に比べて自由度は高く、自前のスーツや私服でOKという職場もあります。スタッフが少人数の現場ではプランナーが1人でこなさなければいけない仕事が多いため、パンツスーツなどの動きやすい服装が基本になります。
プロデュース会社
婚礼施設を持たずに、場所を借りて結婚式をプロデュースするプロデュース会社。職場の規定自体は比較的自由な服装のところも多いのが特徴ですが、施工日には婚礼場所の格に合わせて服装を選ぶため、対応できるワードロープが必要になります。
スーツに合わせたい♡ フィット感抜群のおすすめインナー
おすすめインナー1つ目:上品Vネックがおしゃれな半袖カットソー
ロサンゼルスで誕生し、ハリウッドセレブからも愛されているカジュアルブランド「three dots」の半袖カットソー。深すぎず浅すぎないVネックが、品のあるスーツスタイルにぴったり。ベーシックでありながらもトレンド感のある形が、デコルテをきれいに見せてくれます。モノトーン系の5色から選べるので、毎日のコーディネートにもうれしいですね♪
おすすめインナー2つ目:洗練されたデザインが魅力の定番ワイシャツ
縦と横の糸の織りの密度を高めることで着心地もよく、透け感を抑えたワイシャツ。制服にも選ばれている洗練されたデザインで、ジャケットを脱いでも安心です。襟のデザインは定番のレギュラーカラーと、スタイリッシュなV字のスキッパーカラーから選べます。
おすすめインナー3つ目:フェミニンな雰囲気を演出するシフォンブラウス
ふんわりとフェミニンな印象を与えてくれるシフォンブラウス。座りっぱなしでもシワになりにくく、汗が残らないドライタッチ素材で、長時間勤務が多いウェディングプランナーにぴったり。清潔感のあるオフホワイトと、やわらかな雰囲気のキナリから選べる2色展開です。
メイクはトレンド感のあるナチュラルメイクが基本
メイクはナチュラルメイクが基本です。規定が厳しいところでは、アイメイクはブラウン系のみ、リップも色が指定されているところもあります。メイクが自由な職場でも、新郎新婦より目立つような派手過ぎるメイクはもちろん、ノーメイクはNG。また、ウェディングプランナーは常に流行に敏感でいなければならないお仕事なので、厳しいようですが時代遅れのメイクもNG。そのため、職場によっては専門家を招いてメイク指導があるという場合もあります。ナチュラルメイクを基準に、トレンド感のあるメイクを心がけましょう。
香水も使用しないように。ネイルは華美すぎないデザインに
結婚式場は飲食の場でもあるため香水など香りがあるものはNG。ネイルはネイルアートや華美なデザインはNGとされているところが多いです。その場合はピンクやベージュなどのヌーディな色が好ましいですね。ジェルネイルは不可でマニキュアのみ可、基本アートは不可だけどフレンチデザインならOKと、細かく指定されているところもあれば、ラメやストーン、ジェルネイルもOKという自由な職場もあります。ただ、プランナーはお客様が購入した商品を触ることや、荷物の運搬などの力仕事もあります。提携先の商品やお客様の私物に傷をつけることのないよう、適度な長さに整えるのがベストです。