未経験でも就きやすく、おしゃれな職業イメージがあることからも人気のwebデザイナーのお仕事。就職・転職を機に、webデザイナーを目指そうと考えている人も多いでしょう。
しかし、実際にwebデザイナーとして就職・転職を考えると「どんな人が向いているんだろう」「自分でもwebデザイナーとして勤まるのかな」と不安を感じることがありますよね。
そこで今回は、webデザイナーに向いている人の性格と、必要なスキルについてご紹介します。ぜひ、webデザイナーとしての就職・転職を考える上で参考にしてみてください。
webデザイナーになるにはどんな資格が必要?おすすめの学習法を紹介
webデザイナーに向いている人の性格
最初に、webデザイナーに向いている人の特徴を7つご紹介します。1つでも当てはまる項目があれば、ぜひwebデザイナーを目指しましょう。
性格1.デザイン・コーディング作業を楽しめる人
webデザインを仕事にするなら、デザインやコーディング作業を楽しめる人が向いています。webデザインに関する学習をしてみて、楽しみながら学べている感覚や、もっと知りたいとのめり込む感覚があるなら、それだけでwebデザイナーになる資質は十分です。
webデザイナーとして就職したら、勤務時間の大部分はデザインやコーディングを行います。webデザイナーになったばかりの頃は、プライベートの時間をwebデザインの勉強に費やすこともあるでしょう。
その際、デザインやコーディング作業を楽しめない人は、就職後の仕事にきつさを感じてしまう可能性があります。
性格2.ゼロからのものづくり、創造を楽しめる人
ゼロからのものづくりを楽しいと感じられる人は、webデザイナーに向いています。頭の中にさまざまなアイデアがあって、そのアイデアを形にするのが得意な人も、webデザイナーとして活躍できるでしょう。
ゼロからのものづくりに魅力を感じる人なら、webデザインの仕事を、趣味の延長のような気持ちで楽しみながら続けられる可能性が高いです。また、細かなデザインの調整やコーディング作業にも、飽きずに取り組めるでしょう。
性格3.こだわりを持って仕事に打ち込める人
こだわりを持ってwebサイト制作に取り組める人も、webデザイナーに向いているでしょう。webデザイナーの行う仕事には決まった正解がなく、デザイナーが変われば仕上がりも全く異なります。
その際、こだわりを持って仕事をしているwebデザイナーなら、より高い品質を求めて努力を重ね、自信を持って納品できるサイトを作れるはずです。
ただし、こだわりを強く持ちすぎて自分本位になり、クライアントの意見や修正点を受け入れられないのはNG。webデザイナーは、自分の作ったサイトへのこだわりと、クライアントの意見に耳を傾ける柔軟性のどちらも大切にする必要があります。
性格4.目的意識を持って、論理的にデザインができる人
目的意識を持ち、論理的にデザインができる人は、webデザイナーとして活躍できるでしょう。webデザイナーは、独創性を追求するアーティストとは異なり「クライアントの希望に沿った成果物を作る」仕事だからです。
たとえば「集客ができるサイト」を作るなら、感覚に依存するのではなく、きちんとした根拠をもとに、論理的に配色やレイアウトを決める必要があります。
webデザイナーに目的意識や論理的な思考が欠けていると、デザインはおしゃれなのにユーザーにとって使いにくかったり集客力が弱かったりと、クライアントの要望に沿えないサイトを作ってしまいがちです。
性格5.地道な作業をコツコツと続けられる人
地道で細かい作業にコツコツと取り組める人は、webデザイナーの適性があります。webデザイナーと聞くと最初は華やかでおしゃれな仕事とイメージしがちですが、実はパソコンに向かって行う地道な作業も多いです。
またwebデザイナーの仕事は、細部にこだわって細かい調整などを行う機会も多いため、几帳面に作業を進められることも重要です。
逆に、同じ作業の繰り返しにすぐに飽きてしまう人や、作業が大雑把な人は、webデザイナーの仕事にストレスを感じる可能性があります。
性格6.好奇心旺盛で、新しいものが好きな人
好奇心が強く、新しいものをいち早く取り入れられる人は、webデザイナーに向いています。webデザイナーを含むIT業界の仕事では、常に新しい技術が生み出され、トレンドも変わっていくためです。
技術の入れ替わりの早いIT業界では、1度身に付けた知識に満足するのではなく、常に知識や技術をアップデートしていくことがとても重要です。
その際、あらゆるメディアや日常の物事に広くアンテナを張り、情報収集を欠かさない人は、webデザイナーとして第一線で活躍できるでしょう。
性格7.コミュニケーションが得意な人
webデザイナーは、人の話に丁寧に耳を傾け、円滑にやり取りができるコミュニケーション能力があると理想的です。webデザイナーの仕事は、黙々とパソコンに向かうばかりではなく、人とコミュニケーションを取る機会もあります。
たとえば、サイトを作る過程ではクライアントと打ち合わせを重ねて、相手の要望を正確にヒアリングする必要があるでしょう。またオフィスで勤務するなら、同僚との会議や打ち合わせに参加する機会もあります。
ただしwebデザイナーは、コミュニケーション能力が高いほうが重宝されるのは確かですが、コミュニケーションが苦手だからなれないというわけではありません。
企業によっては、分業でクライアントとの打ち合わせや交渉を別の役職の人が引き受けてくれる場合もあります。コミュニケーション能力に自信がない人は、できるだけデザインやコーディングに集中できる環境の整った職場を選ぶのもひとつの手です。
webデザイナーに必要なスキル
次に、webデザイナーに必要なスキルについてご紹介します。これからご紹介するスキルは、性格や適性に関係なく努力次第で習得可能なので、webデザイナーを目指す場合は事前に学習を進めておきましょう。
スキル1.デザインに関する知識
webデザイナーを目指すなら、デザインに関する基本的な知識を持っているとよいでしょう。webデザイナーは、独自の表現を追求するアーティストとは違い、クライアントの要望に応えて成果を出すサイトを作る必要があるからです。
webデザイナーの仕事は、美術系の大学やデザイン専門学校を出ていなくても就けます。しかし、クライアントの要望に応え、人の心をつかむサイトを作るためには、感覚だけでなく、知識と論理に基づいたデザインが求められます。
スキル2.illustrator・Photoshopの操作
webデザイナーには、illustrator・Photoshopをスムーズに操作するスキルも求められます。illustrator・Photoshopとは、写真や画像を編集するためのソフトのことです。
未経験からwebデザイナーになったとしても、illustrator・Photoshopの使用は避けて通れません。これからwebデザイナーとして仕事を探すなら、最低限illustrator・Photoshopの基礎から応用までをしっかりと身に着けておくとよいでしょう。
スキル3.HTML、CSSに関する知識
webデザイナーになるなら、HTMLやCSSの知識もあるとよいでしょう。HTML、CSSとは、webサイト制作に用いる基本的な言語であり、コーディング作業には必須です。
webデザイナーはデザインだけでなく、サイトの制作までが業務範囲なので、これからwebデザイナーを目指すなら、コーディングのやり方も勉強しておきましょう。
webデザイナーに向いていない人の特徴
最後に、webデザイナーに向いていない人の特徴を2点ご紹介します。ただし、2点のうち当てはまる項目があっても、今後の努力や仕事への姿勢次第で、webデザイナーとして活躍できる可能性は十分ありますよ!
特徴1.こだわりを曲げられない
先ほど、自分の作るサイトにこだわりを持てる人は、webデザイナーに向いているとご紹介しました。しかし、こだわりが強すぎると、webデザインの仕事をする上で障害になる可能性があります。
なぜならwebデザインは、自分のこだわりを追求する芸術家とは違い、クライアントの意向に沿ってサイトを作る仕事だからです。
こだわりが強すぎてクライアントからのフィードバックを素直に受け入れられなかったり、スケジュール通りに成果物を納品できなかったりする人は、webデザイナーとしてはうまくいかないことが多いでしょう。
特徴2.飽きっぽい
先ほども触れた通り、webデザイナーの仕事には地道な作業が多くあります。わずかなデザインの違いのために何度も調整したり、少しのズレを細かく修正したりといった緻密な作業を要求されるケースもあるでしょう。
そのため、細かいことにこだわるのが苦手で、地道な作業にすぐに飽きてしまう人は、webデザイナーの仕事にストレスを感じる可能性があります。
webデザイナーになるなら、努力や練習が大事!
ここまでwebデザイナーに向いている人、向いていない人の特徴をご紹介してきましたが、特別な適性や才能がなくても、努力次第でwebデザイナーになれる可能性は十分あります。
デザイナーという名前が付いているのでつい構えてしまいがちですが、webデザイナーは美術系の学校出身でなくても、未経験からでも就ける仕事です。
現在webデザイナーとして活躍している人も、初めからレベルの高いサイトを作れたわけではなく、努力と練習の積み重ねによって実力を付けています。
webデザイナーを目指すなら、適性や才能、センスといった言葉にとらわれすぎず、まずは努力してみることも大切です。
まとめ
webデザイナーにとってもっとも重要な資質は、デザインやコーディングといった仕事を楽しみながらこなせることです。コミュニケーション力やデザインセンスなどもあれば理想的ですが、なくてもwebデザイナーになれる可能性は十分あります。
webデザイナーに求められるスキルは、後天的な努力や練習の積み重ねにより獲得できるものも多いです。webデザイナーの仕事に少しでも興味を持っているなら、適性やセンスだけで判断せず、まずはチャレンジしてみてください。
webデザイナーとしての就職・転職で悩んだり迷ったりする場合は、実績のある転職サイトの力を借りるのもおすすめです。
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