事務職の場合、私服で通勤してそのまま勤務する会社もあれば、勤務先にて制服に着替えることもありますよね。例えば病院などで仕事をする医療事務は後者であることがほとんど。私服と制服の着こなしに加え、おすすめの服装についてご紹介していきます。これから医療事務を目指すという人に向けて、面接時の服装についても触れますので、ぜひチェックしてみてください♪
制服はある? 医療事務の服装で意識したいこと
医療事務員として仕事をする場合、服装はどのような点に気を配るべきでしょうか? また、勤務時に制服があるかどうかも重要なポイントとなってきます。
基本的に勤務中の制服は支給される
先に触れましたが、医療事務員として勤務する際は制服が支給されるケースがほとんどです。一部の医療事務職では私服の上に白衣を羽織るというケースもあるのですが、それは少数派です。
制服の着こなしで意識したい4つのポイント
制服さえ着ていれば、何も問題ないというわけではありません。制服が支給された場合、どのような点を意識して身だしなみを整えるべきか見ていきましょう。
ポイント1:シワや汚れのない状態を意識する
医療現場に最も近い場所で働く医療事務員は清潔感がとても重要です。シワや汚れのついた制服では清潔感が感じられず、医療事務員としてふさわしいとは言えません。また、制服は皆同じものを着用するため、1人だけ汚れていたり、シワがついていたりするととても目立ちます。シワがなく綺麗な状態のものを着用するように心がけましょう。
ポイント2:羽織りものやストッキングなどは控えめなものを選択
季節や職場の環境によっては制服だけでは肌寒く羽織りものを着用することもあるでしょう。職場によっては規定のものがあるかもしれませんが、規定のものがない場合はシンプルで控えめなデザインのカーディガンやジャケット等を着用しましょう。また、ストッキングも基本的にはベージュやブラックなどの一般的な色味のものを選択する必要があります。装飾やデザインが大きく入ったものや、派手なカラーは医療事務員としてふさわしくありません。制服に見合ったものを選択すれば必然的に落ち着いたデザインを選択できるでしょう。
ポイント3:足元はナースシューズや支給されるシューズを選択
足元は基本的にナースシューズまたはそれに近しいものを選択しましょう。支給される場合や規定のシューズがある場合はそちらを利用します。色味は主にホワイトやブラック、淡いピンクかブルーというものが多いです。こちらも制服との統一感を考えて、派手目のものは避けるように。また極端にヒールの高いものなども業務に支障をきたす可能性があるので避けるべきでしょう。
ポイント4:スカートやワンピースのタイプは丈の長さはひざ下になるように
勤務中に着用する服である以上、社会人としての身だしなみは絶対。過度な露出は職場で着用する服装としてふさわしくなく、患者様にも良い印象を与えません。ワンピースやスカートなどの制服の場合は、ひざよりも下に裾が来るようにサイズを調整しましょう。
通勤時の私服で意識したいポイント
多くの場合は、勤務中は制服でも通勤時・退勤時は私服になります。さすがに部屋着でそのまま向かうといったことは考えにくいですが、職場で制服に着替えるからと通勤服がなんでも良いというわけではありません。患者様や同じ職場の同僚などに見られることももちろんですが、ここでも社会人としてふさわしい服装を心がけましょう。
ポイント1:清潔感があること
まずは清潔感があることは重要です。勤務中の制服が整っていても、偶然見た私服がシワシワで汚れているようなものでは、信頼に欠ける部分があります。医療事務という職場であることからも、特に清潔感にいは気を配る必要があります。
ポイント2:社会人としての身だしなみが整っていること
どの職場でもそうですが、社会人として仕事を行う以上、周囲の人たちからの「見られ方・印象」はとても重要です。勤務中でないときでも通勤時に職場関係の人たちと顔をあわせることはあり得ます。社会人として恥ずかしくない身なりができているかどうかは、医療事務のみならず重要なポイントです。
ポイント3:派手で奇抜なデザインでないこと
仕事に行くための服であることを考えて、派手なものや奇抜なデザインが入ったような服装は避けましょう。誰が見ても違和感がなく、きちんとした印象を与えるスタイルが好ましいです。仮に服装にこだわりがあったとしても、それらは休日に楽しむようにして、出勤時には仕事にふさわしい格好を心がけましょう。
ポイント4:露出が多くないこと
制服同様に通勤着も露出は少ないものを選びましょう。短い丈のボトムや肩や背中が出るようなトップスはふさわしくありません。夏場の暑い時期なども、薄いトップスを着用するのであれば、上にカーディガンやジャケットを羽織るなど、露出が多くならないように調整をしましょう。
季節に合うものを厳選。医療事務におすすめの通勤服
以上を踏まえた上で、具体的にどのような服装が適しているのか、季節や状況ごとに見ていきましょう。
春・秋におすすめの服装
春や秋の季節におすすめのスタイルをご紹介します。ポイントは清潔感を感じさせながらも、暖かい気候や肌寒い気候にも対応できるスタイルであることです。
服装1:テーラードジャケットは1着は持っていたい必需品
シンプルなスタイルでもテーラードジャケットを羽織るだけで、一気にきちんと感が増します。パンツスタイルでもスカートスタイルでも合わせやすく、通勤スタイルにもぴったりです。肌寒さ対策としても、ジャケットを1着持っていると安心です。
服装2:ミディアム丈のフレアスカートで上品に華やかに
パンツスタイルも良いですが、せっかくなら華やかなスカートも取り入れていても良いでしょう。丈は膝下のものを選択して上品さのあるスタイルにするのがおすすめ。フレアスカートにジャケットやブラウス等を合わせれば女性らしく華やかな通勤服コーデになるでしょう。
夏におすすめの服装
夏の通勤服のポイントは爽やかでありつつも、過度な露出がないことが前提となります。暑いので、涼しげな素材の生地を選択するとおすすめです。
服装3:涼しくもきっちりと、をシフォンブラウスで叶える
さらりと着用できて見た目にも涼しいブラウススタイル。風通しがよく、快適に着用ができ1枚でもきちんとした印象を与えてくれます。シンプルなデザインを選べば、様々なボトムスに合わせやすく、多彩なコーディネートを楽しむことができるでしょう。
服装4:コットン100%で冷房も日焼けも防ぐカーディガン
夏場こそ冷房で肌寒く感じる、日に焼けたくないという女性は多いでしょう。薄手のカーディガンを持っていると寒さや紫外線対策もでき、コーデの幅が広がります。デザインは基本的にシンプルなものを選択しましょう。「暑い時期にカーディガンなんて着られない!」という方も袖丈を7部丈したり、通気性の良いものを選択すればストレスなく着用できるでしょう。
冬におすすめの服装
冬場の時期はアウター選びが重要となります。しっかりと防寒をしつつも、上品さや清潔感を忘れない服装を心がけると良いでしょう。
服装5:ダウンもいいけど、やっぱり大人っぽさのあるトレンチコートが◎
トレンチコートは大人女子だからこそ着こなせるアイテムの1つ。カシミヤ混なら上品さを醸すことができ、秋冬のアウターの定番としてパンツスタイルにもスカートスタイルにも合わせやすいのが魅力です。防寒力が心配の方でも、このようなファー付きを選べば首元まで温かく過ごせるでしょう。
服装6:美脚に見せるテーパードパンツは防寒面でも魅力的
テーパードパンツは冬のみならず通年で出番のあるアイテムでもありますが、その密着感は秋冬の寒さ対策で味方してくれます。ボリュームがあるアウターとの相性も抜群な点も魅力です。ブラックやベージュといった色味であれば派手な印象を与えずスタイルアップ効果も期待できるので、通勤スタイルには最適でしょう。
医療事務の面接時はこんな服装がおすすめ
これから医療事務を目指す方は面接時の服装で悩むはず。最後に、面接時の服装にぴったりのスーツスタイルをピックアップ!
パンツスーツスタイル
スカートスーツスタイル
面接には定番のパンツスーツまたはスカートスーツで臨みましょう。気を付けるべきはリクルートスーツを選ばないこと。普段使いのできるアイテムを選べばセパレートで単体でもそれぞれ使えるので、出勤時のレパートリーにも加えることもできます。インナーはシンプルなデザインのものを選んで、スーツスタイルを邪魔することなく落ち着いた印象を与えるように。