3歳児の特徴を踏まえたこの時期の知育玩具の選び方
3歳のお子さんにはどのような方法で知育玩具を選ぶべきなのでしょうか。
ここでは、この時期のお子さんに適した知育玩具の選び方をご紹介します。
社会生活デビューを見越した知育玩具を選ぶのがおすすめ
3歳になるとご両親との意思の疎通も上手にはかれるようになり、良し悪しや約束などもきちんと理解できるようになります。
これから先の保育園や幼稚園生活、習い事といった社会デビューも視野にいれながら、
お子さんの成長の手助けとなる知育玩具を日常生活に取り入れてみてください。
五感を磨いたり、情操面を育てられたりするものもおすすめ
保育園や幼稚園の教育課程は6歳までで修了、その後は小学校での生活が控えています。
学校生活に入ると規則正しい生活を送ることに追われがちで、さらに勉強が第一になるなど少々あわただしく、忙しくなってしまいます。
3歳くらいのお子さんは、まだまだその手前で、感受性が実に豊かな時期です。
心身が柔らかい今のうちにぜひ五感を研ぎ澄ましたり、感情や情緒を育てたりする知育玩具を選んでみてはいかがでしょうか。
心が落ち着くとお友達や周囲に優しくできますし、コミュニケーションも上手にとれるようになりますよ。
勉強系の知育玩具は達成感を得られることが大事
ひらがなや数、時計など勉強的なことは、いきなりドリルなどの勉強モードから入るよりは、遊び感覚で学べる知育玩具で取り入れる方法がおすすめです。
ゲーム感覚で楽しく学びを得られるようなおもちゃを見つけて、ぜひご両親も一緒に取り組んでみてください。
3歳におすすめの知育玩具
おすすめの選び方を踏まえた、3歳のお子さんにぴったりの知育玩具を10点ご紹介します。筆者の体験をもとにしたおすすめポイントとともに10位から発表しますよ。ぜひご覧ください。
10位:色や形状の違いを理解しながらバランス感覚を養うおもちゃ
3歳になると、色や形の違いはもとより、長さ、太さといった違いも理解できるようになっていきます。
ご紹介する知育玩具は、太さや色の違う棒を輪にはめてバランスをとり、その後付属のサイコロを振りながら、出た目と同じ色の棒を1本1本抜き取っていくゲームです。
加減しながら抜き取らないとすべての棒が倒れてゲームオーバーになってしまうので、集中することも大切。
使い始めてすぐのときは、ぜひお子さんに自信をつけさせてあげる意味でも、カーペットやラグの上など滑りにくいものにセットすることをおすすめします。
家族全員で楽しめるおもちゃです。お母さんやお父さんも一緒に、ぜひチャレンジしてみてください。
ハバ「スティッキー」
9位:おふろで学びを得られるおもちゃ
おふろの時間は、子供にとって親にとっても何よりも気持ちのいいものです。ご両親と一緒にリラックスしながら、おふろのなかでもちょっとした学びを得てみませんか?
ご紹介するのは、おふろのかべにシートを貼って、ひらがなの勉強をする商品です。
50音表、濁音の表、ものの名前を覚えられるもの、キャラクターの名前を通じて文字を覚えられるという4種類のシートが入っていて、お得です。
お湯につけることで名前が浮かび上がるシートも入っているので、クイズ形式で遊びながら、ひらがなに楽しく触れることができます。
学研ステイフル「きかんしゃトーマス おふろであいうえお」
8位:音楽に触れあうこともおすすめ。リズムで情操教育を
男の子、女の子問わず、音楽は子供たち、私たち親にとって気づかないうちにそばにある身近なものです。
歌がきれいに歌えたり、鍵盤楽器で上手に演奏できたりすることもすばらしいのですが、3歳くらいのうちはリズムをとらえる力が特に発達する時期です。
ぜひ自由気ままにスネアドラムやシンバル、ウッドブロックなどを叩きながら、リズムに触れあう機会を作ってみませんか?幼稚園などのおゆうぎ会で、パーッカッショニストとして活躍できるかもしれません。
ナカノ「リズム・ポコ ドラムセット」
7位:社会デビューもすぐそこ!知育玩具で買い物の方法を知ろう
保育園や幼稚園で、近くのスーパーやお店を見学に行くという機会があるかもしれません。小学校に入ってからも、町探検や職業見学で買い物の仕組みを知る活動が入ることがあります。
3歳のうちなら、本タイプのこんな知育玩具がおすすめです。
ピッと商品をスキャンする音、「100円です」と店員さんがおしゃべりする声も入っていて、本格的なお買い物の疑似体験が可能です。
成美堂出版編集部「わくわく コンビニあそびレジスター」
6位:言葉や英語を学べる絵本
幼稚園や保育園で意外と学んで帰ってくるのは、“言葉”です。そして、今や日本語だけでなく、英語の勉強を取り入れている園もかなり多くなりました。
2020年の学習指導要領の改訂によって、英語は小学校5,6年生から教科化されています。
外国語を学ぶことがより低年齢化している今だからこそ、3歳のお子さんには遊びを通じて言葉や英語の発音に慣れ親しんでもらいたいと思います。
東京書店「ことば絵じてん」
こちらの商品は、0歳から小学校高学年まで使える画期的な知育玩具です。
50音順に絵と言葉が並ぶ絵事典にはタッチペンが付属されていて、日本語モード、英語モードと切り替えながら、一つひとつの言葉を目と耳で確認していくことができます。
3歳のお子さんなら、きちんと狙って本にタッチできますし、タッチペンから発せられた言葉は自然と耳に入っていくでしょう。
5位:粘土は楽しみ方が無限大
粘土は幼稚園や保育園でも手に取る機会が多いものです。
小麦粘土やこんにゃく粘土など今ではさまざまな素材でできた粘土が販売されていますが、ご紹介するこちらの粘土は、シリコン製です。
エジソン「温度で色がかわる シリコンねんど」
シリコン製の粘土は、万が一放置してしまっても固くなりにくく、なめらかなのでカーペットなどについてしまってもはがしやすいという特性があります。
エジソンのシリコン粘土は、作った作品を専用シートにのせてオーブンで焼くと固まり、飾ることも遊ぶこともできるようになります。
また、一度固まると溶けにくいので、お風呂に入れて遊ぶことも可能。色もお湯に入れたときと水のときで変化するので、幅広い遊び方で楽しむことができます。
4位:時計も遊びを通じて学んでみよう
子供の成長には個人差がつきものですし、3歳の時期は月齢差も大きく影響します。そのような中、時計を覚えることは時間の概念を早くから身に付けることができ、日常生活を送る上でも大変役立つものです。
小学校入学後もいちから学びますが、早く知っておいても無駄にはならない知識です。
公文からは、おもちゃ感覚で時計を読めるようになる知育玩具が発売されています。
短針、長針ともにわかりやすく数字が書かれているので、何度か教えたらきっと読めるようになってくれますよ。
KUMON(公文)「NEWくるくるレッスン」
3位:こども事典や図鑑
公園に行ってもテレビを見ても、いろいろなことに気づき興味を持つのが3歳児の特徴です。
男の子なら恐竜や電車、自動車など、女の子ならきれいな石やビーズ、星や月などにも興味をひかれるお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
このようなときは、こども事典の出番です。文字が読めないうちでも好きなページを見つけてはながめて楽しんでくれます。
図鑑は自然や星、乗りもの、動物、天気などそれぞれの分野に分けて各1冊に編集されています。
全巻揃えるのももちろんおすすめですが、興味をもったものを1冊ずつ買い足していくのも効率的ですし、楽しみが広がるでしょう。
ぜひお子さんと一緒に書店へ出向き、見やすく興味に沿う、そんな1冊を見つけてみてください。
小学館「小学館の図鑑NEO」DVD付き
文字、写真ともに大きめの作り。小さいお子さんでも目に飛び込んできやすい編集がおすすめのポイントです。
昆虫や、植物、花、地球などすべてそろえるとDVD付きのシリーズなら全14巻になります。プレ図鑑などの関連本も多数あり、その数の豊富さも圧巻です。
お友達や親せきのお子さんへのプレゼントとしても、おすすめです。
2位:知らない世界をのぞく!顕微鏡セット
図鑑で細かい部分を確認できたら、きっと自分自身の目でも確かめたいと思うお子さんも中にはいらっしゃることでしょう。
ボーネルンド「のぞいてみよう!マイ・ファースト顕微鏡セット」
こちらの商品は、3歳程度のお子さんでも扱いやすいつくりになっている顕微鏡です。倍率は30倍で、LEDライトがついています。
目が当たる本体部分もやわらかいゴムでできていますので、ついつい夢中になって目をくっつけすぎても、痛くなりません。
青いダイヤルがついているのですが、そのダイヤルを回すだけで簡単に身近なものを観察することができます。
塩の結晶やタオルなどの繊維、ティッシュなどもぜひ見せてあげてください。
大人もびっくりするような画像が目に飛び込んでくるかもしれません。
1位:不規則性にびっくり!親子で取り組むビー玉コースター
3歳頃のお子さんは、転がるおもちゃにとても興味を持ちます。
ビー玉もそのひとつに挙げられます。しかも成長する過程でいつの間にか口に入れるものではないと認識していますよね。3歳のお子さんならお空にかざして中を見てみるなど、興味を持つ部分もずいぶんとお兄さん・お姉さんらしくなっているのではないでしょうか。
ご紹介するおすすめ知育玩具第1位の商品は、そんなキラキラのビー玉を転がすコースターです。
ボーネルンド「クアドリラ・ツイスト&レールセット」
ビー玉が木製のまっすぐのレールやぐるぐる回るスパイラルレール、シーソーを経て地上の出口まで到達するというものです。
ブロックもひとつひとつ入口、出口が異なるつくりなため、積み方ひとつでビー玉の向かう方向が変わり、間違えるとビー玉がレールの途中で行く先を失う…という意外性も味わえる商品です。
説明書には、ごく簡単なコースターの作り方から、すべての素材を使った大掛かりなコースターの作成方法まで順番に記されています。
3歳のお子さんでは少々難しいので、レールづくりはぜひお母さんやお父さんが担当してあげてください。
くみ上げたレールを倒さないように気を付けてビー玉を入れられるのも3歳の成長ならでは。
ぜひ親子であれやこれやとレールをくみたて、盛り上がってください。
3歳ならではの成長段階で楽しめる知育玩具を取り入れよう
今回は3歳のお子さんにおすすめしたい知育玩具をランキングにしてご紹介しました。
まだまだかわいさ真っ只中の3歳のお子さんたち。心も身体もすくすくと成長しています。
ぜひ3歳なりの発達段階に則した知育玩具を生活に取り入れて、親子で楽しい時間を過ごしてくださいね。