1歳児の特徴を踏まえたこの時期の知育玩具の選び方
知育玩具とは、どのようなおもちゃを指すのでしょうか。
国語辞典の大辞泉(小学館刊)によると、知育玩具とは「遊びながら子供の知的発達を促すのに役立つおもちゃ」と記されています。
1歳なら1歳の特徴に見合ったおもちゃを与えることで、脳に刺激を与え知能の発達に貢献してくれる知育玩具。まずは1歳児がどのようなことができるようになるのかを知る必要がありそうです。
1歳でできるようになること
1歳でできるようになることは、以下のようなことです。
- 歩くのが上手になる
段差があるところは難しい場合がありますが、伝い歩きからよちよちしながらの一人歩きに移行する時期です。 - おしゃべりができるようになる
月齢差はありますが、徐々にお話ができるようになります。「もしもし」「はい!」など、大人の電話の会話を聞いて覚えていて、まねをすることも上手になります。 - 好きなもの嫌いなものがはっきりする
嫌なものにはぷいっとしたり、おこったときは泣いて抗議したりできるようになります。 - おもちゃやぬいぐるみを持ち上げたり、運ぼうとしたりする
大人のすることをまねて、運んでみたり持ち上げてみたり。丸いボールをにぎったりもできるようになります。 - リズムに乗って身体を動かしたり、手を叩いたりできるようになる
テレビの子供番組や子供向けの音楽に合わせて、身体をゆすってみたり、手で叩いたりできるようにもなります。
1歳におすすめの知育玩具
たくさんの“1歳でできるようになったこと”を、親としては大切に伸ばしてあげたいですね。
これからご紹介する1歳児にぴったりの知育玩具を使って、さらにお子さんの力を発達させていきましょう!あくまで私の子育て経験からの主観で知育玩具として効果が高いと思われる順番に紹介しています。ぜひ知育玩具選びの参考にしてください。
10位:積み木
積み木といえば、木製の固いものを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1歳のお子さんは、まだ力の加減ができません。
このため、木製の積み木を持たせるとギュッと握ったまま自分にぶつけてしまったり、悪気がなくてもポイっと投げつけてしまったりすることもあります。
狭い室内やお友達がいるような空間では怪我をする恐れもあるため、1歳頃までに積み木を与える際は、まずは柔らかい素材でできたものを与えることがおすすめです。
ご紹介するこちらの積み木は、EVAというスポンジのようなソフトな素材を使って作られています。
やさしいパステル調の色合いである上、長方形、アーチ形などいろいろな形の積み木が60ピースも入っています。指先をたくさん使って脳に刺激を与えることができますよ。
お子さんが一人で遊んでいるときでも、ママやパパは安心して遊ばせてあげられる品です。
SHOP SHIMATARO 子供にやさしいソフトつみき カラフルノーマルセット(60ピース・収納袋入り)
9位:スタッキングできるおもちゃ
スタッキングできるおもちゃも、1歳のお子さんの発達に役立つ知育玩具です。
「コップがさね」と呼ばれることも多く、お風呂場でも、公園のお砂場などでも利用することができます。
いろいろな色や大きさの違いを学ぶことができるタイプをご紹介しましょう。
ボーネルンド アンビトーイ ビルディングカップ
この商品は、さかさまに重ねた時でもふちがあるので崩れにくいというメリットがあります。
また、底面には波線や直線などすべてのカップに違う模様がついているため、粘土や砂での型押しとしても楽しめます。
ママやパパ、きょうだいと一緒に積み重ねて遊んだり、また崩すことを楽しんだりしながら徐々にできることが増えていくはずです。
8位:みずからの手を使ってボールを落とすおもちゃ
手先・指先を使うことは、1歳のお子さんにとってとても大切。なぜなら、手の動きは大脳に刺激を与え、思考力や記憶力を活性化できると言われているからです。
1歳ではまだまだお口に入れることで五感を養うことも多いと思いますが、ご紹介するこちらの商品はボールを穴に入れると、ぐるぐると回りながら落ち、出口から出てくるという一連の流れを味わえる知育玩具です。何度でも楽しんで遊んでくれることでしょう。
くもん くるくるチャイム (リニューアル)
ボールが落ちて外に出てくるときには、チャリンというチャイムの音が。お子さんの聴覚も刺激してくれますよ。
7位:形合わせができるおもちゃ
形合わせはおすわりができる頃から与えられる製品も多く、すでに使っているというご家庭もあるかと思います。
記憶力を鍛えるメリットがあるこのような知育玩具は、ある程度大きくなった1歳くらいのお子さんだと、自分で考えてできるようになっていきます。
ご紹介するのは、プラスチック製のもの。ぶつけても木製のものよりは痛くありませんし、なによりお片付け用のバスケットに落としていくタイプなのが◎。
ある程度成長して理解力がつけば、みずから持ち運んで遊び、お片付けもする…ということもできるようになります。
フィッシャープライス はじめてのブロック レインフォレスト
6位:カタンコトンとおちるスロープトイ
スロープトイは、車の形のおもちゃやボールが坂道を折り返しながらどんどん降りていくおもちゃ。
指先を使ってレールにのせたり、見守ったりする動作が小さなお子さんの心身の発達を促します。
1つだけ注意したいのは、スロープトイには小さなボールを使うタイプのものも販売されていること。1歳程度のお子さんではまだまだお口になんでも持って行ってしまいますので、口の中に入らない大きさであること、なめてしまっても安心な素材を使っていることに注意して選ぶことをおすすめします。
Laby(ラビー)ツリースロープ
こちらの商品は1歳のお子さんでも一人でできるような大き目の作りであること、転がすボールも大きく口に入ることはない点が特徴です。
さらに普通のスロープトイとは違い、ボールが下まで到達すると鈴にぶつかってチリンとかわいらしい音がします。
ただボールを目で追うだけでなく、聴覚からも刺激を得ることができる品です。
5位:大きなピースのかんたんなパズル
形合わせと同様で、指先の動きをスムーズにしたり、何度も繰り返しはめこんだりという記憶力の訓練にもなるパズルも、1歳のお子さんにおすすめです。
ただ、紙のものだとお口に入れてなめてしまい、気づいたら形が変わってしまっていたということも…。まだ小さいうちは、木製で大きなピースのものもおすすめなのですが、柔らか素材のこちらの商品もまたおすすめです。
くもん はじめてのソフトパズル
素材はポリエチレン製で、お口に入れても安心なものを使用して作られています。4種類のシートがセットになっているのですが、はじめはかんたんなまるやさんかくの形をはめこむことからはじめ、徐々に動物の形やくるまの形などに挑戦することができます。
4位:手押し車
おすわりやはいはいばかりだった1歳前と比べて、自分の足で移動することができるようになるこの時期は、たくさん歩いて足の力を鍛えることも大切です。
こちらの商品は、乗って移動することもできますし、手押し車としても使うことができる2WAY 仕様で、汎用性の高さが◎。
手すりは高さの調節が可能ですし、歯車の飾りもついています。本体部分には形合わせのおもちゃが4つついているなど、いろいろな遊び方が通して長く使える1品です。
商品名:エド・インター のっておして すくすくウォーカー
3位:おもちゃのでんわ
1歳の頃は、大人のしぐさをよく観察している時期。いつの間にかママやパパの電話のまねをしていたり、口癖を覚えてしまったりということもしばしば起こります。
いちばんまねされやすいのは、「もしもし」「はい!」などの短いフレーズ。
ひどいときにはママやパパの本物のスマートフォンを取りにくることもあり得ます。
たいせつな大人のツールを赤ちゃんのおもちゃとして奪われないためにも、興味をもったらお子さん専用の電話を早めに用意してあげてはいかがでしょうか。
ジョイパレット アンパンマン 3モードでにこにこスマートフォン
小さなお子さんに大人気のキャラクターがついた、おもちゃのスマートフォンです。
画面操作もスライドでできる上、受話器ボタンを押すと、アンパンマンたちに電話がかかる仕組みになっています。メロディが流れるボタンもついているので、いろいろな遊び方ができ子供を飽きさせません。
2位:おえかきできる知育玩具
おえかきは、子どもの創造性を育んだり、集中することで情緒を安定させたりします。
1歳ではまだ形を描けなくても、頭に浮かんだことや本能にまかせていろいろなものを紙の上で表せるようになっていきます。
クレヨンや色鉛筆を与えるのはまだまだ心配なこの時期には、水だけでおえかきできたり、自分自身の手だけで形が描けたりするものがおすすめです。
パイロットインキ ミッフィー はじめてのスイスイおえかき
こちらの商品は、布製のおえかきシート、小さな子供にも配慮した形状の専用ペン、まるやさんかくのスタンプなどがセットになっています。
ペンにお水を入れ、シートの上を走らせると描いたものが浮き上がってくる仕組み。
水が乾くと自然と消えるので、何度でも好きなようにおえかきが楽しめます。
1位:音が奏でられるおもちゃ
1歳の知育の発達には、音楽もまたおすすめです。
ママやパパと一緒に歌を歌うだけでも豊かな表現力や優しい心が育めますが、実際に楽器を振ったり、叩いたりするだけで音が奏でられるおもちゃを1つ用意してみてはいかがでしょうか。
ご紹介する商品は、タンバリン、ラッパ、マラカスにシンバル、ドラムがついたタイプ。
15曲のメロディに合わせて身体を動かしたり、63種類の音と光で自由きままにリズムを奏でたりすることができます。
タカラトミー リズムあそびいっぱいマジカルバンド
1歳ならではの発達に合った知育玩具を選ぼう
ただ横になっているだけだった赤ちゃんも、段階を経てあんよができるまでに成長する1歳児。いたずらも盛んになったり、つかみ食べも得意になったりする頃ではないでしょうか。
今回は1歳児のお子さんに適した知育玩具をランキング形式で10点ご紹介しましたが、ぜひこの記事を参考にお子さんの興味や想像力、記憶力を養ってあげてください。
そして小さいお子さんは、ママやパパと一緒に遊ぶことが何よりも心の栄養につながります。
たまにはママやパパの好きなことも取り入れながら、楽しいひとときを親子で過ごしてくださいね。