日々迷いがちな、オフィスカジュアルに適した靴選び。「靴のデザインや種類はどこまで許される?」今回はそんな疑問にお応えして、働く女性が好印象かつキレイめに履けるお仕事用シューズをご紹介します。
お仕事に向かない靴・向く靴って?
まずはオフィスカジュアルにおける、靴選びの正解と不正解を知っていきましょう。大事なポイントは”上品さ”があるかどうか。例を参考に選んでいけば、失敗することもありません♪ ぜひスタイリングの参考にしてみてください。
オフィスカジュアルでは履かない方がいい靴
オフィスカジュアルでは、あくまでもカジュアル過ぎないことと品のある女性らしさが大切です。お気に入りのデザインシューズでも、会社用には適していない場合も。周囲に不快感を与えない”できる人”になるために、はかない方がいいNG例も押さえておきましょう。
1.フラットパンプス
いくらキレイめでシンプルなパンプスでも、ヒールなしのフラットタイプは軽すぎる印象を与えてしまいます。休日のような雰囲気になってしまわないよう、程よくヒールのあるものを選び”きちんと感”を演出することが大切です。
2.派手なデザイン
ヒョウ柄やゼブラ柄などのアニマル柄をはじめ、奇抜なデザインや色は避けましょう。「職場に遊びに来ているのか?」と思われてしまう可能性があります。派手な外見は、外部の人から見ても会社の印象を大きく左右する要素となるので気をつけたいところです。
3.スポーツ感の強いスニーカー
スポーツ感が強いスニーカーは、オフィスカジュアルには不向きです。歩きやすい&ラクなのは間違いないのですが仕事用には適しません。パンプスが疲れるのであれば、通勤時だけ履き替えるようにするのも得策です。
オフィスカジュアルで用いたい靴
上記に対して、「これを選ベば間違いない」というオフィスカジュアルに適した靴をご紹介♪ ビジネスシーンで恥ずかしい思いをしなくて済む、そんな一足を持っておくと安心です。靴選びで迷った時の基準にしてみてください。
1.3cm〜7cmヒールのパンプス
オフィスカジュアルには、適度にヒールのあるパンプスが緊張感を持たせるため好印象です。ヒールの高さは歩きやすい3cm〜5cmが定番人気。社交の場であれば少し高めの7cmもおすすめです。常に低すぎず高すぎずを心がけましょう。
2.プレーンな無地デザイン
オシャレをするとつい可愛らしい柄ものが履きたくなるかもしれませんが、仕事の場では無難な無地を選ぶのがベターです。どんなシーンでも合わせられるため、決して困ることはありません。スウェードやエナメルなど、素材で変化を付ければ充分に楽しめます。
3.ローファー・ショートブーツ
パンプス以外でオフィスカジュアルに適しているのが、シックなローファー・ショートブーツです。華やかなシーンには向きませんが、社内で過ごすカジュアルスタイルならOK。シンプルなマニッシュスタイルに合わせて、かっこよく履きこなしたいシューズです。
オフィスカジュアルで履きたいパンプス・ローファー・ショートブーツの種類&サンプルコーデ12選
実際にオフィスカジュアルスタイルを考える際に参考にしたい、おすすめのシューズとサンプルコーデを併せてご紹介します♪ アイテム選びのコツさえ掴んでしまえば、案外スタイリングは難しくないもの。気軽に購入できる安いシューズをセレクトしたので、色々と試してオフィスコーデの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
パンプス
レディースのお仕事用シューズといえば、絶対に欠かせないのが「パンプス」。オフィスカジュアルをキレイにまとめる重要な役割を果たします。誰が見ても好印象を抱く。そんな毎日使えるパンプスをチェックしていきましょう。
アイテム1:無地のブラックパンプス
装飾のない無地のパンプスは、オフィスカジュアルでは定番中の定番です。あらゆる色の服装と合わせられるベーシックなブラックは、一つ持っておいて損はなし。社内・社外問わず、相手にきちんとした印象を与えられるので大活躍します。
コーデ1:無地のブラックパンプスを使用したコーデ
シンプルなカジュアルデニムスタイルを、パンプスで大人っぽく格上げしたコーデ。ふわっとした可愛らしいニットでも、足元に差したブラックカラーの引き締め効果で女性らしい印象へと様変わりします。
アイテム2:スウェード素材パンプス
あたたかみのあるスウェード素材は、派手さがなく落ち着いた印象を与えるためオフィスカジュアルに最適です。こっくりとしたブラウンやベージュを選べば、より素材の良さが活かされます。「夏でも履けるの?」と思われがちですが、気にせず履いてOKです。
コーデ2:スウェード素材パンプスを使用したコーデ
華やかなホワイトブラウスとグリーンフレアスカートで、春らしく仕上げたコーデ。バッグと靴のトーンを合わせることで、差し色も違和感なくハマります。スカートスタイルの場合は薄手のストッキングを仕込んで、地肌をキレイに見せましょう。
アイテム3:エナメル素材パンプス
ツヤ感のあるエナメル素材は、日常よりも女性らしさを増したいシーンにおすすめ。会食や人と対面する機会において、洗練された華やかさを印象づけられます。コーデが落ち着きすぎたと感じる時にも、合わせるだけで地味さを回避できるのが嬉しいところ。
コーデ3:エナメル素材パンプスを使用したコーデ
ハーフ丈のワイドパンツはリラックス感のあるアイテムですが、女っぽいエナメルパンプスと掛け合わせることで、一気にオフィス仕様へと生まれ変わります。派手すぎないように上手くバランスを取った上級者テクニックです。
アイテム4:ストラップパンプス
華奢なストラップがアクセントになったタイプは、プレーンなパンプスから少し変化を加えたい時に使えます。足首が細く見える効果があり、スタイルアップにも持ってこいです。おしゃれさを取り入れながら、同時にきちんと感を押さえられるのがポイント。
コーデ4:ストラップパンプスを使用したコーデ
エレガントなレースワンピースとストラップパンプスを、リンクカラーで合わせた上品なコーデ。足首に添えられたストラップは、肌が見える余裕があってこそ活きるもの。スカートやワンピースの裾からチラ見せするオシャレを楽しみましょう。
ローファー
パンプスよりもカジュアル感のあるローファーは、クラシックな印象でメンズっぽさのあるアイテムです。感度の高い男性社員からも一目置かれる靴は、外し技として一つは持っておきたいところ。マニッシュなスタイリングと合わせて”クールなできる女性”を演出しましょう。
アイテム5:ビットローファー
高級感をプラスするビット付きローファーは、クラシカルで落ち着いたムード漂うところがオフィス使いに適しています。大人っぽく履けますが、気取りすぎずデイリーに取り入れられるカジュアルシューズです。
コーデ5:ビットローファーを使用したコーデ
カーディガンを羽織ったベーシックなオフィスカジュアルコーデに、ビットローファーをプラス。パンプスよりもグッと肩の力を抜いてお仕事に取り組めます。ローファーならではの靴下のオシャレも楽しいポイントです。
アイテム6:タッセルローファー
オフィスコーデにほんの少しだけ遊びを加えられる、タッセルローファー。アッパーにあしらったタッセルがトラッド感を強調し、デザイン性を楽しめる一足です。シックなダークカラーを選ぶのが、浮ついて見えないコツ。
コーデ6:タッセルローファーを使用したコーデ
トラッドなチェック柄とタッセルローファーは相性抜群。相乗効果でおしゃれ度がワンランクUPします。スカートと合わせる時には、少しだけ肌の見える丈感の靴下を間に挟むのが、チグハグを回避するポイントです。
アイテム7:コインローファー
ローファーの中でも定番デザインであるコインローファーは、マニッシュを極めた無駄のないルックスが特徴的です。ベーシックコーデと合わせて、クールにまとめましょう。シンプルなパンプスの代わりとしても使えるシューズです。
コーデ7:コインローファーを使用したコーデ
とことんシンプルなブラックワンピースにコインローファーを合わせた、大人の余裕を感じさせるスタイリング。アクセサリーやバッグなど、細部に至るまでミニマルにまとめるとカッコよく決まります。
アイテム8:本革ローファー
オフィスカジュアルにおいては「あまりお金はかけたくないけれど、安っぽくなるのは嫌」というのが本音です。チープで子供っぽくなってしまう事態を避けるためにも、しっかり高級感のある本革素材でも1万円台で探してみましょう。
コーデ8:本革ローファーを使用したコーデ
ニット+スカートで作り上げた、冬のオフィスカジュアルスタイル。この時期ならではのタイツ合わせは、パンプスよりもローファーがいやらしくならずに穿けます。それでも上品さをしっかりキープできているのは、本革素材だからこそ。
ショートブーツ
最後にご紹介するオフィスカジュアルシューズは、秋冬シーズンに活躍する「ショートブーツ」です。足元をしっかり暖めつつも重たすぎないショート丈は、機能性・ルックスともに優秀なため、とっても実用的。パンプス同様に適度にヒールの高さがあるものを選び、コーデを上品にまとめましょう。
アイテム9:シンプルなブラックショートブーツ
すっきりとしたエレガントなブラックショートブーツは、寒い秋冬の時期には万能に使えて重宝します。「パンプスでは寒いけど、きれいめに仕上げたい」と感じたら手に取りたいシューズです。合わせるボトムスを問わずに女性らしく履けるのが嬉しいところ。
コーデ9:シンプルなブラックショートブーツを使用したコーデ
タイトなブラックのスキニーパンツにブラックショートブーツを合わせて、一体感を出したコーデ。ブラックの縦ラインが強調され、脚長効果を発揮しています。トップスのルーズ感をキュッと引き締められるので、オフィスでのニットコーデにもおすすめです。
アイテム10:ソックスショートブーツ
近年登場したソックスタイプのショートブーツ。まるでソックスのように足にぴったりフィットするので、暖かく足首がすっきり見える点がポイントです。タイトさが持ち味なので、パンツやタイツと重ねるのは避けたいところ。
コーデ10:ソックスショートブーツを使用したコーデ
タイトスカートにソックスショートブーツをプラスした、女性らしい組み合わせ。スカートスタイルにこそ、このブーツの良さが活かされます。露出部分が寒い時は、マフラーを巻いて首元を暖めると全身も暖まりやすいので試してみてください。
アイテム11:チャンキーヒールショートブーツ
チャンキーヒール(太ヒール)のショートブーツは、安定感があり歩きやすいのが魅力。急いでいる通勤時には、履いていてラクなのが嬉しいですよね。細ヒールと比べると重みがあり、落ち着いた印象を与えます。
コーデ11:チャンキーヒールショートブーツを使用したコーデ
ロングプリーツスカートの裾からショートブーツを覗かせたトレンドコーデ。チャンキーヒールでラクなのに大人っぽく、オフィススタイルにもしっかりハマります。ブーツの中にちゃっかりタイツを仕込んでおくと、より暖かさをキープできておすすめです。
アイテム12:スクエアトゥショートブーツ
つま先の形で選ぶなら、トレンドのスクエアトゥショートブーツがイチ押しです。角ばった形がクールで大人っぽい雰囲気を作り出してくれます。クラシカルな印象なので、きれいめオフィスカジュアルにもぴったりです。
コーデ12:スクエアトゥショートブーツを使用したコーデ
ゆったりシルエットのニットワンピースを、あえてリラックススタイルにしない技。尖りのあるスクエアトゥショートブーツと合わせることで、上質フェミニンに転ばせたコーデです。オフィスカジュアルの引き締め役として活躍します。
大人女子はオフィスカジュアルに似合う靴を履かないと♪
今回は大人の女性がオフィスカジュアルで合わせたい、靴の正解例とコーデ集をたっぷりご紹介しました♡ “おしゃれは足元から”とはよく言いますが、思っている以上に靴が人に与える印象は大きいもの。周囲への配慮の一環としても、適切な靴選びは大切なのです。しっかりと大事なポイントは押さえながら、できる範囲でオフィススタイルの組み合わせを楽しみましょう。
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