秘書にふさわしい服装とメイクとは?
経営陣のスケジュール管理や来客対応、出張同行など人と会う機会も多い秘書のお仕事。会社の代表者の隣に立つことが多いため、企業イメージを左右する存在でもあります。そんな秘書に求められているのは「品があること」。TPOをわきまえた、清潔感のある服装とメイクを意識しましょう。
勤務時の服装のポイント
華やかでおしゃれなイメージが強い秘書のお仕事ですが、勤務先によって服装のルールもまったく異なります。制服やスーツ着用でインナーの種類やカラーも指定されている厳しい会社もあれば、「服装は自由」という会社も。この場合自由だからと言っても、なんでもいいわけではありません。服装もビジネスマナーを基本に以下の点に気を付けて選びましょう。
ポイント1:露出は控える
肌を露出した服装は下品な印象を与えがちです。インナーは胸元が深く開いているものやノースリーブを避けて、ジャケットを脱いで1枚でも過ごせるような透け感のないものを着用しましょう。スカートは膝が隠れる丈感で、パンツはクロップドではなくフルレングスを選ぶのがいいですね♡
ポイント2:清潔感のある服装を心がける
シワのある服はだらしない印象を与えてしまいます。毎日アイロンをかけるのが大変なら、シワのできにくい素材から選ぶのがおすすめ。ジャケットやカーディガンの袖裏に、毛玉ができていないかも確認しましょう。また、どんなに綺麗な格好でも、靴がヨレヨレだったり汚れていると、せっかくのコーディネートも台無し! 無精になることなく、靴のお手入れは忘れずに行ってくださいね。
ポイント3:経営陣の服装とのバランスも大切に
会社のイメージ作りのため、あえてカジュアルな服装をしている職場もありますよね。そういった場合に隣に並ぶ秘書がフォーマルなスーツだとちょっと違和感を感じるはず。会社や経営陣が顧客にどんな印象を与えたいのかイメージをくみ取り、彼らの服装とバランスを揃えることも大切です。例えば社長がチノパンにシャツなら、秘書もシンプルなパンツにシャツ、ジャケットはノーカラーを選ぶなど、隣に並んだ時に違和感のない服装を心がけましょう。
ポイント4:動きやすいコーディネートを選ぶ
秘書に対してあまり活動的な印象を抱かないものの、実は資料作りや会議の準備など、社内でも動き回っていることが多いお仕事です。動きやすいストレッチ素材やシワになりにくいもの、汗をかいても熱がこもりにくく速乾性があるものなど、機能性の良さで選ぶことも、心地よく仕事をするために大切なポイントです。
秘書がマネしたいコーデ3選
では、上記に気を付けた上でどんなコーディネートをしたらいいのでしょうか? 秘書が真似したいポイントをおさえたコーディネートを3つに絞ってご紹介しましょう。
コーデサンプル1:洗練された女性を演出するネイビースーツコーデ
タイトなラインが女性らしいスーツに、ノーカラーのブラウスを合わせたパンツスーツコーデ。深みのあるネイビーが、知的で洗練された女性を演出します。キーネックのブラウスが程よいトレンド感をプラス。絶妙な開きぐらいで、イヤリングやネックレスとの相性もバッチリです♪
コーデサンプル2:同性からも好印象◎清潔感たっぷりのパンツコーデ
ベージュのジャケット×白パンツの清潔感漂うコーデは、同性異性問わず好印象を与えてくれるスタイル。程よい光沢感のあるノーカラーのジャケットが、かしこまりすぎないのに品を漂わせてくれます。小物もホワイト系で統一することですっきりとまとまり、トータルコーディネートもバッチリ♡
コーデサンプル3:機能性も重視したフェミニンコーデ
動きやすいフレアスカートと清楚なブラウスのコーデ。くすみ系のカラーが、控えめで品がある女性を演出してくれます。タック入りブラウスも、おしゃれときちんと感を両立できる優秀アイテム。1枚で着るのはもちろん、ジャケットやカーディガンとの相性も良いのがうれしいポイントです。
秘書が頼りたいブランド3選
清潔感と品のあるコーデがカギとなる秘書の服装。コーデを作る上で知っておくと便利な3ブランドと、その中でも今使える3アイテムと合わせてご紹介します。着回しのしやすいアイテムを決まったブランドから選ぶと毎日のコーデがラクになりますよ♪
ブランド1:『nano・universe(ナノ・ユニバース)』
フェミニンなブラウスやきれいめワンピースなど、秘書コーデに欠かせないアイテムが揃うnano・universe(ナノ・ユニバース)。パーティや会食の同行に1着持っていると便利なワンピースは、フレンチスリーブがおしゃれ◎ 爽やかなブルーグレーが、控えめながらも華を添えたいシーンにぴったりです。
ブランド2:『UNIQLO(ユニクロ)』
きちんと感のあるフォルムとベーシックなデザインで、オフィススタイルに取り入れやすいUNIQLO(ユニクロ)。人気のテーラードジャケットは、パンツにもスカートにも合わせやすい丈感がうれしい♪ 軽やかなシフォンのプリーツスカートを合わせて、春夏にもぴったりなコーデの完成です。
ブランド3:『ZARA(ザラ)』
程よくエッジが効いたアイテムで、個性を引き出してくれるZARA(ザラ)。絶妙なピンクのジャケットとバイカラーのリボンパンプスは、甘すぎないからオフィスにもぴったりです。レースブラウス×パンツの定番モノトーンコーデを華やかに、ワンランク上のスタイルに仕上げてくれます♪
アクセサリー&メイク・アイメイクのポイント
アクセサリーはワンポイントのものを選ぶ
アクセサリーは控えめでセンスが良いものを選ぶのがポイントです。ピアスなら小ぶりのワンポイントのもの、ネックレスも華奢な一石タイプがおすすめ。特に規定がない場合は、先輩たちのしているアクセサリーをお手本に、サイズ感やデザインを選ぶのが安心ですね。華美すぎたり個性的すぎるアイテムは避けましょう。
メイクはナチュラルが基本
秘書のメイクはナチュラルメイクが基本です。来客対応も多い仕事なので、知的で穏やかな印象になるように心がけましょう。 ただ色を重ねて盛るのではなく、素材を活かして足りない部分を足すのがポイント。また、清潔感のあるメイクのためにも、眉はコームで整えてからパウダーを乗せる、マスカラはだまが残らないようにコームでとかすなどのひと手間が大切です。
秘書の髪型・髪色の決まりとは?
秘書の髪型や髪色は会社によってルールが異なります。今は髪色も髪型も自由というところも多いですが、中には、まとめ髪のみ可、髪色も「カラーチャート〇番まで」と指定されている会社もあります。どちらにしても、秘書の髪型に1番大切なのは清潔感です。髪型は耳をすっきりと出して、おじぎをしたときに髪の毛が落ちてこないようにまとめる。髪色は品がある落ち着いたカラーを選びましょう。
秘書に似合うヘアスタイル6選
清潔感を大切にしたい秘書の髪型ですが、実際にはどんな髪型にしたらいいのか悩みますよね。ここでは秘書コーデに似合うヘアスタイルをレングス別に6つご紹介していきますね。
ショート&ショートボブ
ヘアスタイル1: ボリュームを変えて楽しめるひし形ショート
ひし形のショートヘアは、どんな顔型にも似合う万能スタイル。サイドは毛量を減らして軽くしているで、ワックスを使って顔周りの髪を耳にかければすっきりと知的なスタイルに。休日はサイドを立ち上げてふんわりとブローすれば、ボブ風のフェミニンな雰囲気も楽しめます♡
ヘアスタイル2:抜け感たっぷりのくせ毛風ショートボブ
くせ毛風パーマで、抜け感たっぷりのショートボブ。フロント分けした前髪が大人っぽい雰囲気をプラスしてくれます。乾かしてスタイリング剤をもみ込むだけで完成するから、朝のブローが苦手な人にもぴったり。長めに残した前髪はオールバックにしてピンでとめたり、ねじってサイドに留めるなど前髪アレンジも楽しんで。
ミディアム&ミディアムボブ
ヘアスタイル3:ミックスカラーで立体感を出した上品ボブ
ハイライトとローライトのミックスカラーの髪に、さらに顔周りと毛先にリバースカールを入れて立体感をだしたボブスタイル。重めに残した前髪はサイドに流せば小顔効果も抜群。品よく見せるためにはツヤ感が大事なので、オイルやワックスを少量つけてあげるのがポイントです。
ヘアスタイル4:色気を引き出すワンレンミディ
肩で揺れる髪が女性らしい色気を引き出してくれるワンレングスの内巻きミディスタイル。毛量があるスタイルだから、透け感がありつつ明るくなりすぎない、ダークアッシュやグレージュのカラーがおすすめ。くるりんぱを使ったひとつ結びや、お団子ヘアなどアレンジも楽しめるのも魅力です。
セミロング&ロング3選
ヘアスタイル5:アレンジ自在の清楚系ストレート
清楚な雰囲気で上司からも好印象のストレートロング。重くなりがちなロングも、透明感のあるカラーとレイヤーを入れた毛先で軽やかな雰囲気に。サイドに流した前髪は、アイロンの余熱で巻いてあげるときれいにまとまります◎ 下目シニヨンやローポニーなど、アレンジも自由自在です。
ヘアスタイル6:コンサバ系コーデに似合うエレガントロング
ミックスカールでエレガントな雰囲気を出したロングヘア。動きのある毛先が華やかな大き目カールは、特別なアレンジはせずに一つ縛りにするだけでもおしゃれに見えるのがうれしく、コンサバ系の秘書コーデにぴったりです。カラーにはハイライトを入れて立体感を出すのもおすすめです。